つきあげ‐びさし【突(き)上げ庇】
「突き上げ戸」に同じ。
つち‐びさし【土庇/土廂】
数寄屋造りなどで、地面に柱を立て、深く張り出させた庇。どびさし。
つま‐びさし【妻庇/妻廂】
建物の妻側につけた庇。
とま‐びさし【苫庇】
苫葺(ぶ)きのひさし。「いつとなく塩やくあまの—」〈新古今・恋二〉
ど‐びさし【土庇/土廂】
「つちびさし」に同じ。
はま‐びさし【浜庇】
《万葉集・二七五三の「浜久木(はまひさぎ)」の表記を伊勢物語で読み誤ってできた語という》浜辺の家のひさし。また、浜辺の家。多く「久し」の序詞として用いられる。「浪間より見ゆる小島の—久しくなりぬ...
ひ【庇】
[人名用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]かばう ひさし 1 上からおおうようにして守る。かばう。「庇蔭(ひいん)・庇護/高庇」 2 ひさし。「雪庇(せっぴ)」
ひ‐さし【庇/廂】
1 建物の窓・出入り口・縁側などの上部に張り出す片流れの小屋根。軒(のき)。 2 帽子の、額の上に突き出た部分。つば。 3 「庇髪(ひさしがみ)」の略。 4 寝殿造りで、母屋(もや)の外側に張り...
ひろ‐びさし【広庇/広廂】
寝殿造りで、庇の外側に一段低く設けた板張りの吹き放し部分。この外側に簀子縁(すのこえん)がつく。広縁。広軒(ひろのき)。
びろう‐ひさし【檳榔庇】
「檳榔庇の車」の略。