つり‐あんどん【釣(り)行灯/吊り行灯】
商家の店先などにつり下げた行灯。竹で大きく輪形をつくり、すげ笠のように縦に骨を組んで紙を張ったもの。つりあんどう。
てん【店】
[音]テン(呉)(漢) [訓]みせ たな [学習漢字]2年 〈テン〉みせ。「店員・店頭・店舗/開店・支店・書店・商店・売店・露店」
〈みせ〉「店先/茶店」
〈たな(だな)〉「店子/裏店」
てんとう‐とりひき【店頭取引】
1 店先で行う売買。 2 証券取引所(金融商品取引所)でなく、証券会社の店頭で行う証券の売買。
とと‐や【魚屋】
高麗(こうらい)茶碗の一。赤土の上に青茶色の釉(うわぐすり)をかけたもの。名の由来は、堺の商人「ととや」が所持していたからとも、千利休が魚屋の店先で見いだしたからともいう。斗々屋。
とんび【鳶】
1 「とび(鳶)1」に同じ。 2 用もなくうろつく者。また、通りがかりに店先や門口のものを盗む、こそ泥。「廊下—」 3 「鳶ガッパ」の略。《季 冬》
なわ‐のれん【縄暖簾】
1 「縄簾(なわすだれ)1」に同じ。 2 《店先に1を下げたところから》居酒屋・一膳飯屋などのこと。「—で一杯やる」
はり‐みせ【張(り)見世/張(り)店】
遊郭で、遊女が往来に面した店先に居並び、格子の内側から自分の姿を見せて客を待つこと。また、その店。
みせ‐おんな【見世女】
客を呼ぶために店先に置いた看板娘。「またひとりは糸屋者、これも—にこしらへ」〈浮・一代女・五〉
みせ‐じょろう【見世女郎】
1 上方の遊郭で、遊女の階級の下等のもの。店先の格子の中に座って客を引いた。端女郎(はしじょろう)。 2 江戸吉原の遊郭で、張見世に出た女郎。
みせ‐すががき【見世清掻き】
江戸吉原の遊郭で、遊女が店先に出て並ぶ合図に弾いた三味線。