だい‐ひょう【大兵】
[名・形動]《「たいひょう」とも》 1 からだが大きいこと。また、そのさまや、そのような人。⇔小兵(こひょう)。「肥胖(でっぷり)した—な男で」〈魯庵・社会百面相〉 2 弓を引く力が強いこと。ま...
だ・む【訛む】
[動マ五(四)]《古くは「たむ」とも》言葉がなまる。声がにごる。「聞馴れぬ—・みたる声が聞えた」〈魯庵・社会百面相〉 「言葉—・みて」〈源・橋姫〉 [補説]「た(回)む」からの派生で、文や言葉が...
ち‐い【地維】
大地を支えていると考えられた綱。転じて、大地。→天柱「山岳河海を震撼して天柱摧(くだ)け—折るるかと怪まるばかり」〈魯庵・社会百面相〉
ちおん‐いん【知恩院】
京都市東山区にある浄土宗の総本山。正しくは華頂山大谷寺知恩教院。開創は承安5年(1175)、法然が結んだ吉水の庵室に始まり、入寂後の文暦元年(1234)源智が諸堂を建立、知恩院大谷寺と号した。現...
ちくあん【竹庵】
《「藪井竹庵(やぶいちくあん)」の略》藪医者のこと。
ちっ‐ぷく【蟄伏】
[名](スル) 1 蛇・蛙・虫などが、冬の間地中にこもっていること。 2 表に出ずにこもっていること。ひそんでいること。「暫く—していた理想や抱負が」〈魯庵・社会百面相〉
チャウ
「チャウ縞」の略。「—の袴」〈魯庵・社会百面相〉 [補説]「茶宇」とも書く。
ちゅう‐びゅう【綢繆】
1 まつわりつくこと。また、糸などをからめて結ぶこと。「未だ陰雨せざるに牖戸を—せしめよと」〈東海散士・佳人之奇遇〉 2 むつみあうこと。なれしたしむこと。「其物語中にも男女—の場の如きは」〈魯...
ちょう‐ぎゃく【嘲謔】
[名](スル)あざけって笑いものにすること。「詼諧(かいかい)、—、罵詈(ばり)…の色各自(めいめい)の面に現れて」〈魯庵・社会百面相〉
ちょうさん‐ぼし【朝三暮四】
《中国、宋の狙公(そこう)が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論など...