ぼんうんあんざつわ【梵雲庵雑話】
淡島寒月の散文集。昭和8年(1933)、寒月没後に刊行。梵雲庵は寒月の号。
ぼんてん‐こく【梵天国】
1 「梵天
1」に同じ。 2 《貞享・元禄のころ、浄瑠璃の終わりに祝言として
を語ったところから》物事の終わり。転じて、追い出されること。「既(すんで)の事—になる処を」〈魯庵・破垣〉
室...
ぼんとうあんそでしたしゅう【梵灯庵袖下集】
梵灯による連歌論書。室町時代中頃の成立とみられる。梵燈庵主袖下集。
まい‐せき【毎夕】
毎晩。夜ごと。まいゆう。「毎朝—ぼくぼく歩く当主廉蔵の」〈魯庵・社会百面相〉
ま‐しお【真潮】
1 大きな潮の流れ。特に黒潮をさすことがある。⇔逆潮(さかしお)。 2 しお。うしお。潮水。「—くむ庵(いほ)の浜舟とま朽ちて波路晴れせぬ五月雨(さみだれ)の空」〈万代・三〉
まじ‐まじ
[副](スル) 1 目を離さないで一心に見つめるさま。じっと。「我が子の寝顔を—と見つめる」 2 なかなか寝つけずにいるさま。また、寝つけないまま、しきりにまばたきをするさま。「目は冴えて、—し...
ま‐すげ【真菅】
菅(すげ)の美称。「—生(お)ふる山下水に宿る夜は月さへ草の庵(いほり)をぞさす」〈千載・雑上〉
まつおか【松岡】
姓氏の一。 [補説]「松岡」姓の人物松岡映丘(まつおかえいきゅう)松岡駒吉(まつおかこまきち)松岡恕庵(まつおかじょあん)松岡洋右(まつおかようすけ)
まつり‐こ・む【祭り込む】
[動マ五(四)] 1 尊いものとしてある場所に安置して祭る。「先祖代々の墓の中に新仏を—・むからであろう」〈漱石・趣味の遺伝〉 2 名目だけの地位につけて、ていよく遠ざける。「足下のような好色漢...
まにわ‐ねんりゅう【馬庭念流】
剣術の一流派。江戸初期、上野国馬庭村の樋口又七郎定次が念流7世の友松六左衛門氏宗(清三入道偽庵)から念流を学んで創始。樋口念流。