らん‐いん【濫淫/乱淫】
節度なく情欲にふけること。「—漁色を専らとし」〈魯庵・社会百面相〉
らん‐かい【乱階】
1 乱の起こるきざし。「古えより偉人の出ずるは天下の—」〈魯庵・社会百面相〉 2 順序を越えて位階を進めること。越階(おっかい)。
り‐えき【利益】
[名](スル) 1 事業などをして得るもうけ。利潤。「莫大(ばくだい)な—を上げる」⇔損失。 2 得になること。益になること。「遥に労働者を—するに足るだろう」〈魯庵・社会百面相〉
り‐ぎ【理義】
道理と正義。「今の非国有派は全く—一片です」〈魯庵・社会百面相〉
り‐ぶん【利分】
1 利益となる部分。 2 利子。利息。「公債株券の—も入る」〈魯庵・社会百面相〉
りん‐しん【稟申】
[名](スル)《「ひんしん」の慣用読み》申し上げること。上申。「渠等(かれら)が内務大臣に—するまでは」〈魯庵・「破垣」に就て〉
りん‐じょう【倫常】
常に守るべき人倫の道。「風紀—の乱れたるを救わんとて」〈魯庵・破垣〉
れい‐せい【励声/厲声】
声を張り上げること。大声を出すこと。「—激越して群集の中に鞘を擲(ほう)り出した」〈魯庵・社会百面相〉
れっ‐せい【劣生】
[代]一人称の人代名詞。男性が自分をへりくだっていう語。「—は深く貴銀行の内幕を熟知致し候故」〈魯庵・社会百面相〉
れん‐るい【連累】
[名](スル)他人の罪や事件に関係して罪や災難をこうむること。まきぞえ。「我輩同志までが—を陥(くら)って」〈魯庵・社会百面相〉