かけ‐むかい【掛(け)向(か)い】
1 他人を交えないで、二人が向かい合うこと。差し向かい。「柳之助と—は今日が初発(はじめて)なので」〈紅葉・多情多恨〉 2 二人きりになること。多く夫婦二人だけの生活についていう。「お前さんこそ...
かさね‐ことば【重ね言葉/重ね詞】
1 意味を強めるために、同じ言葉、または同じ意味の言葉を重ねて用いること。また、その言葉。「降りに降る」「仮庵(かりほ)の庵(いほ)」の類。 2 言葉の遊戯で、語頭に同じ音のつく言葉をまちがえず...
か‐ぜん【果然】
[ト・タル][文][形動タリ]結果が予期どおりであるさま。「破天荒の新理論を組成し、—として学術界の方針を一斡(いちあつ)する」〈雪嶺・真善美日本人〉 [副]予期したとおりになるさま。果たし...
かた‐きし
[副](あとに打消しの語を伴って用いる)まったく。まるっきり。かたっきし。「諸君、駄目だ、駄目だ、—話にならない」〈魯庵・社会百面相〉
かた‐しょうばい【片商売】
本業の片手間にする商売。副業。「—をやらなけりゃ飯は喰って行かれねェ」〈魯庵・社会百面相〉
かっ・する【渇する】
[動サ変][文]かっ・す[サ変] 1 のどがかわく。「—・する者は水を選ばず」 2 水がかれる。「湖水が—・する」 3 欠乏を感じてひどく欲しがる。「血に—・すること虎狼の如き四囲の彊国(きょう...
かど‐なみ【門並(み)】
1 家の並び。家続き。家並み。 2 並んでいる家の一軒一軒。軒なみ。副詞的にも用いる。「—同じようなカッフェーばかり続いていて」〈荷風・つゆのあとさき〉 3 (副詞的に用いて)その一つ一つのすべ...
か‐もん【下問】
[名](スル) 1 自分より身分・年齢の低い者に対して物事を尋ねること。下聞(かぶん)。「省内の事を種々(いろいろ)—されて」〈魯庵・社会百面相〉 2 相手を敬って、その人の自分への質問をいう語...
から‐づけ【辛漬(け)/鹹漬(け)】
1 漬物を塩辛く漬けること。また、その漬物。 2 京都などで、沢庵漬(たくあんづ)けのこと。
カルチェリ‐の‐いおり【カルチェリの庵】
《Eremo delle Carceri》イタリア中部、ウンブリア州の都市アッシジにある修道僧のための庵。アッシジ旧市街の中心部から東約4キロにあるスバシオ山の中腹、標高約800メートルに位置す...