べん‐ざ【弁座/瓣座】
止め弁などで、流量調節のために上下する弁を受ける側の部分。
べざい‐てん【弁才天/弁財天】
⇒べんざいてん(弁才天)
べんざい‐てん【弁才天/弁財天/辯才天/辨財天】
《(梵)Sarasvatiの訳》インド神話で、河川の女神。音楽・弁舌・財福・智慧の徳があり、吉祥天とともに信仰された。仏教・ヒンズー教に取り入れられ、ふつう琵琶(びわ)を弾く天女の姿で表される。...
べん‐ざし【弁指し/辨指し】
近世、九州などの漁村で、村の庄屋に相当する役人。また、漁労組織の指揮をとる者。
べん‐し【弁士/辯士】
1 話し方のじょうずな人。「彼はなかなかの—だ」 2 演説や講演などをする人。 3 無声映画の上映の際、映画の進行につれてその説明をする人。活弁(かつべん)。
べん‐しき【弁識/辨識】
[名](スル)物事の道理を理解すること。わきまえ知ること。「分明に—せられたり」〈鴎外訳・即興詩人〉
べん‐しゃ【弁者/辯者】
《「べんじゃ」とも》弁舌の巧みな人。能弁家。「あの国野と云う男は中々の—で」〈鉄腸・雪中梅〉
べん‐しょう【弁償/辨償】
[名](スル)人に与えた損害を、金銭または物品によって埋め合わせすること。「割った窓ガラスを—する」
べん‐しょう【弁証/辯証/辨証】
[名](スル)弁論によって証明すること。また、是非・善悪を弁別して証明すること。「シォペンハウエルの—したる仏法の教理」〈上田敏訳・海潮音〉
べんしょう‐ほう【弁証法】
《(ギリシャ)dialektikē/(ドイツ)Dialektik》対話・弁論の技術の意。ソクラテスやプラトンでは、事物の本質を概念的に把握するための方法とされ、アリストテレスでは、真の命題からの...