べん・ずる【弁ずる/辯ずる】
[動サ変][文]べん・ず[サ変] 1 言う。述べる。話す。「一席—・ずる」 2 弁明する。弁解する。「父の名誉のために—・ずる」
べん‐ぜつ【弁舌/辯舌】
ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。「—をふるう」
べん‐ぜつ【弁説/辨説/辯説】
[名](スル)物事の道理を説き明かすこと。「一々近接なる適例を列挙し、丁寧反復して—せり」〈逍遥・内地雑居未来之夢〉
弁舌(べんぜつ)さわやか
話しぶりがよどみなく、すらすらと快いさま。
べん‐そ【弁疏/辯疏】
[名](スル)言いわけをすること。弁解。「自分の事のように心で—した」〈有島・或る女〉
べん‐ち【弁知/辨智】
[名](スル)わきまえ知ること。思慮分別のあること。「已に道義をしも—したれば」〈逍遥・小説神髄〉
べんちかん‐じゅつ【弁置換術】
心臓弁膜症の外科的治療法の一つ。変性した弁を切除し、人工弁(機械弁・生体弁)を設置する。→弁形成術
べん‐てん【弁天/辯天/辨天】
「弁才天」の略。 《から転じて》美しい女性。
べんてん‐うお【弁天魚】
スズキ目シマガツオ科の海水魚。全長約40センチ。体は銀白色、長楕円形で側扁(そくへん)する。背びれと尻びれは黒色で、きわめて大きい。日本近海の深海にすむが生態には不明な点が多い。
べんてん‐こぞう【弁天小僧】
歌舞伎狂言「青砥稿花紅彩画(あおとぞうしはなのにしきえ)」の登場人物。白浪五人男の一人。女装して悪事を働く。弁天小僧菊之助。