べん‐ばく【弁駁/辯駁】
[名](スル)《「べんぱく」とも》他人の説の誤りを突いて論じ、攻撃すること。反駁(はんばく)。「論敵を—する」
べん‐ぱつ【弁髪/辮髪】
北方アジア諸民族の間で行われた男子の髪形。清国を建てた満州族の場合、頭の周囲の髪をそり、中央に残した髪を編んで後ろへ長く垂らしたもの。清朝は漢民族にこれを強制した。中華民国になって廃止。
べん‐べつ【弁別/辨別】
[名](スル)物事の違いをはっきりと見分けること。識別。「理非を—する」
べんべつ‐いき【弁別閾】
心理学で、同種の刺激を変化させたとき、その相違を感知できる最小の刺激差。最小可知差異。丁度可知差異。
べん‐まく【弁膜/瓣膜】
心臓や血管・リンパ管の内部にある、血液やリンパの逆流を防ぐためのひだ状の膜。弁。
べんまく‐しょう【弁膜症】
⇒心臓弁膜症
べんむ‐かん【弁務官/辨務官】
保護国・植民地などに派遣され、政治・外交の指導や事務の処理に当たる官吏。
べん‐めい【弁明/辯明/辨明】
[名](スル) 1 事情などを説明してはっきりさせること。「事のやむなきを—する」 2 他人の非難などに対して、言い開きをすること。「—の余地がない」「失言を—する」
べん‐り【弁理/辨理】
[名](スル)物事を判別して適切に処理すること。「文書印契の事を—しけり」〈中村訳・西国立志編〉
べんり‐こうし【弁理公使】
外交使節の第3の階級。公使に次ぎ、代理公使の上位。現在ではほとんど用いられていない。