だい‐べん【大弁/大辨】
律令制で、太政官(だいじょうかん)の判官(じょう)である弁官のうち、中弁の上位。従四位上相当。おおともい。→弁官
だい‐べん【大弁/大辯】
すぐれた弁舌。能弁。
だ‐べん【駄弁/駄辯】
用もないことをべらべらしゃべること。むだなおしゃべり。「—を弄(ろう)する」
ち‐べん【知弁/智辨】
知恵があって、物事を弁別する能力があること。
ち‐べん【知弁/智辯】
才知と弁舌。才知のある弁舌。「才能—を競える世といえども、他人の敬愛を得べきを知るべし」〈中村訳・西国立志編〉
ちゅう‐べん【中弁/中辨】
律令制の弁官のうち、大弁の下位、少弁の上位のもの。正五位上相当官。なかのおおともい。→弁官
ちょうがた‐べん【蝶形弁】
管路内に設けられた円板状の弁。回転することによって管路の流量を調節し、圧力を下げるのに用いる。絞り弁。バタフライバルブ。
ちょうせい‐べん【調整弁】
1 温度・圧力・水位などを調節するための弁。 2 物事の不均衡をなくしたり、基準に合わせたりして、バランスをとる働きをするもの。「景気の—としての役割を担わされる」
ちょう‐べん【調弁/調辨】
1 ととのえてとりはからうこと。 2 しらべて処置すること。 3 軍隊で、兵馬の糧食などを現地で調達すること。
ちん‐べん【陳弁/陳辯】
[名](スル)事情や理由を述べて弁解すること。申し開き。「その旨を取り次いで—すると」〈谷崎・春琴抄〉