ふっ‐か【弗化】
弗素と化合すること。また、弗化物であること。
ふっか‐カルシウム【弗化カルシウム】
弗素とカルシウムの化合物。無色の立方晶系の結晶。水に不溶。天然には蛍石として産出。弗素化合物やガラスの原料。単結晶は分光測定用プリズムなどに利用する。化学式CaF2
ふっか‐すいそ【弗化水素】
水素と弗素の化合物。発煙性の無色の液体または気体。刺激性があり、有毒。水に溶けて弗化水素酸となり、ガラスを腐食するので、ガラス器具の目盛り付けなどに利用。化学式HF
ふっか‐すいそさん【弗化水素酸】
弗化水素の水溶液。無色の液体。ガラスや多くの金属を腐食するので、ポリエチレンやテフロン容器で保存する。非常に毒性が強く、皮膚からも吸収され組織を壊死させる。ガラス、金属の表面加工、半導体基板のエ...
ふっか‐ぶつ【弗化物】
弗素と他の元素との化合物。
ふっか‐メチル【弗化メチル】
⇒フルオロメタン
ふっか‐メチレン【弗化メチレン】
⇒ジフルオロメタン
ふっか‐リチウム【弗化リチウム】
リチウムと弗素の化合物。無色透明の固体。等軸晶系。水に難溶。弗化水素酸、および水酸化リチウム水溶液に溶ける。紫外線や赤外線を透過するため、特殊な光学材料として用いられる。化学式LiF