みえ‐ぼう【見栄坊】
[名・形動]みえを張る人。また、みえを張るさま。みえっぱり。「—な(の)男」
みす‐おり【美簀織】
簾(すだれ)や襖(ふすま)を張るのに用いる紗(しゃ)。京都の西陣や福井・石川県などで産する。
みず‐ばり【水張り】
1 布地を、のりを使わず水にひたして板などに張りつけて乾かすこと。また、その布。 2 水彩画などを描く際、あらかじめ用紙を湿らせて画板上に張ること。用紙を波打たせず、絵の具ののびをよくするために行う。
み‐はり【見張り】
見張ること。目を配って番をすること。また、その人。「—を立てる」「—番」
むしろ‐ばり【筵張り】
周囲をむしろで張ること。
めっぱり‐こ【目っ張り子】
目を大きく開けて見張ること。転じて、衆人環視のもとであること。「一切の同行人を—で見て居るので」〈福沢・福翁自伝〉
目(め)も遥(はる)に
目の届くかぎりはるかなさま。和歌では「春」「芽も張る」などに掛けて用いる。「津の国の難波の葦の—しげき我が恋人しるらめや」〈古今・恋二〉
めり‐はり【減り張り/乙張り】
1 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。「—のきいたせりふ」 2 物事の強弱などをはっきりさせること。「—をつけて仕事をする」
目(め)を丸(まる)く◦する
驚いて目を見張る。「値段の高さに—◦する」
もりした‐がみ【森下紙】
美濃国森下(岐阜県山県市)原産の、コウゾ製の厚手の和紙。古くから傘を張るのに用いられた。