はり‐みせ【張(り)見世/張(り)店】
遊郭で、遊女が往来に面した店先に居並び、格子の内側から自分の姿を見せて客を待つこと。また、その店。
はり‐むしろ【張り筵】
雨などを防ぐために張りめぐらす筵。「雨降らぬ日、—したる車」〈枕・一二二〉
はり‐めぐら・す【張(り)巡らす】
[動サ五(四)]まわり一面に張る。もれなく張る。はりまわす。「紅白の幕を—・す」「捜査網を—・す」
はりもと‐いさお【張本勲】
[1940〜 ]プロ野球選手。広島の生まれ。昭和34年(1959)東映(北海道日本ハムの前身)に入団し、新人王となる。その後は広角打法で安打を量産、日本プロ野球記録となる7度の首位打者獲得を達成...
はり‐もの【張(り)物】
1 洗ってのりをつけた布を、張り板や伸子(しんし)に張って乾かすこと。また、その布。 2 芝居の大道具で、木材を骨にして紙・布などを張ったもの。彩色して背景や屋体の壁などに用いる。
はり‐もん【貼(り)紋】
衣服・羽織などに貼り付けた紋。切り付け紋。
はり‐ゆみ【張り弓】
1 弦を張った弓。また、その形のもの。「天に—と言ひたり」〈枕・一四三〉 2 弓のように竹を張って獣を捕るわな。「鳴子、—とり出だし」〈浮・一代男・四〉
はり‐わた・す【張(り)渡す】
[動サ五(四)]一方から他方に渡して張る。「対岸にワイヤを—・す」
は・る【張る】
[動ラ五(四)] 1 広がりのびる。「根が—・る」 2 のばし広げる。「テントを—・る」 3 はちきれそうにふくらむ。ふとる。「腹が—・る」「木の芽が—・る」 4 大きく見せようとしてふくらせる...
ばり【張り】
[接尾] 1 人数を表す語の下に付いて、その人数によって弓の弦が張られるという意を表す。多い人数で張る弓ほど強い弓ということになる。「十人—の弓」 2 名詞や人名を表す語の下に付いて、それに似て...