とう‐ご【倒語】
語の音節の順序を逆にしてつくられる語。多く、意味を強めるためや仲間以外の人に意味を知られないための隠語に用いる。「たね(種)」を「ねた」、「やど(宿)」を「どや」、「ばしょ(場所)」を「しょば」...
とっ【取っ】
[接頭]《「と(取)り」の音変化》動詞に付いて、その意味を強めるのに用いる。「—組む」「—つかまえる」
と‐も
[連語]《格助詞「と」+係助詞「も」》 1 「と」を強める言い方。「このままですむ—思えない」「たぎつ瀬の中にも淀はありてふとなど我が恋の淵瀬—なき」〈古今・恋一〉 2 (同じ語の間で用いて)語...
なに【何】
[代]不定称の指示代名詞。はっきりしない事物について問う語。また、事物・人などをぼかしてさす語。「おやつには—をあげようか」「おい、例の—を持ってきてくれ」「—は来ねえか。蜂の野郎は」〈滑・浮...
に‐は
[連語] 《格助詞「に」+係助詞「は」》 1 「に」の付いた部分を強める意を表す。「僕—わかっている」「ここ—ない」「わざわざ出向く—当たらない」「水の底—大綱あるらん」〈平家・九〉 2 敬意...
ねば‐なら◦ない
[連語]二重否定で意を強める。…する義務・責任がある。…するのが当然である。ねばならぬ。「今日中に帰ら—◦ない」
ひっ【引っ】
[接頭]《接頭語「ひき」の音変化》動詞に付いて、その動詞の示す動作・作用を強める意を表す。「—かきまわす」「—とらえる」
ひん【引ん】
[接頭]《接頭語「ひき」の音変化》動詞に付いて、その動詞の示す動作・作用を強める意を表す。「—曲がる」「—むく」
ふい‐ご【鞴/韛/吹子/吹革】
《「ふきがわ」の変化した「ふいごう」の音変化》火力を強めるために用いる送風装置。箱の中のピストンを動かして風を送る。古代から金属の精錬や加工に使用された。
ふき‐だけ【吹(き)竹】
吹いて火勢を強めるときに使う竹筒。火吹き竹。