ごうとう‐ざい【強盗罪】
暴行や脅迫によって他人の財物を奪い取ったり、自己または第三者に不法な財産上の利益を得させたりする罪。刑法第236条が禁じ、5年以上の有期懲役に処せられる。
ごうとうちししょう‐ざい【強盗致死傷罪】
強盗が人を負傷・死亡させる罪。刑法第240条が禁じ、負傷の場合は無期または6年以上の懲役に、死亡の場合は死刑または無期懲役に処せられる。
ごうとうよび‐ざい【強盗予備罪】
強盗をする目的で、凶器の入手や情報収集などの準備をする罪。刑法第237条が禁じ、2年以下の懲役に処せられる。 [補説]強盗の準備のみを行い、実際の強盗行為に及ばなかった場合に成立する。強盗行為に...
ごう‐はん【強飯】
山盛りの飯を食うことを強制する儀式。日光輪王寺(りんのうじ)で、正月・4月の祭礼、12月の餅練(もちね)りなどに、参詣の大名などに山伏が強要した強飯式(現在は4月2日)が有名。日光責め。
ごう‐ゆう【豪勇/剛勇/強勇】
[名・形動]強くいさましいこと。勇気があってものおじしないさま。また、その人。「名だたる—の士」「—無双」
ごう‐よく【強欲/強慾】
[名・形動]非常に欲が深いこと。また、そのさま。「—な高利貸し」「—非道」 [派生]ごうよくさ[名]
ごうら‐おんせん【強羅温泉】
神奈川県南西部、箱根町にある温泉。泉質は主に塩化物泉・含鉄泉。
ごう‐りき【強力/剛力】
[名・形動] 1 力が強いこと。また、そういう人や、そのさま。「—無双」 2 登山者の荷物を背負い道案内をする人。「富士山の—」 3 修験者に従って荷物を運ぶ下男。「いかにこれなる—、留(と)ま...
ごうりきでん【強力伝】
新田次郎の短編小説。白馬岳に180kgを超える石を担ぎ上げる強力を描く。昭和30年(1955)刊行。同年、第34回直木賞受賞。
ごうりき‐はん【強力犯】
暴行・脅迫を手段とする犯罪。殺人罪・傷害罪・強盗罪など。実力犯。→知能犯