だんせい‐げんかい【弾性限界】
物体に外力を加えたときの弾性を保つ限界の応力で、外力を取り除いたあとにもとに戻らなくなる限界点。弾性限度。
だんせい‐げんど【弾性限度】
⇒弾性限界
だんせい‐ゴム【弾性ゴム】
生ゴムに硫黄または硫黄化合物を加えて、適度の弾性をもたせたゴム。普通のゴム。
だんせい‐さんらん【弾性散乱】
原子・陽子・中性子・電子・光子など粒子どうしの衝突において、衝突前後で粒子の数や種類が変わらず、運動エネルギーの和が保存される場合をいう。また、量子力学的な波の散乱としても扱われる。⇔非弾性散乱。
だんせい‐し【弾性糸】
ゴムのように伸縮性がある糸。ポリウレタン製の弾性糸としてスパンデックスが知られる。
だんせい‐しょうとつ【弾性衝突】
衝突の前後で2物体の力学的エネルギーが保存されている衝突。物体の変形、熱の発生、内部エネルギーの変化などによりエネルギーを失う非弾性衝突に対し、完全弾性衝突という場合もある。
だんせい‐しんどう【弾性振動】
弾性体の、ひずみに伴う応力が復元力となって起こる振動。棒・板・ばねなどの振動や地震波など。
だんせい‐ストッキング【弾性ストッキング】
足首から上方に向かって圧迫力が弱くなるようにつくられた医療用ストッキング。下肢の静脈の血流を改善する効果があり、下肢静脈瘤やリンパ浮腫の治療、深部静脈血栓症の予防などに用いられる。
だんせい‐せんい【弾性線維/弾性繊維】
結合組織を構成する線維の一。血管壁や肺組織などに多く含まれ、たんぱく質のエラスチンからなり、弾性に富む。
だんせい‐たい【弾性体】
弾性をもっている物体。特に、ゴムなどのような弾性限界の大きい物体をいうこともある。