えぞうし‐や【絵双紙屋】
草双紙・浮世絵・役者絵などを印刷して販売する店。
エチュード【(フランス)étude】
1 美術で、絵画・彫刻制作の準備のための下絵。習作。 2 音楽で、楽器の練習のために作られた楽曲。練習曲。 3 演劇で、即興劇。場面設定だけで、台詞(せりふ)や動作などを役者自身が考えながら行う劇。
えど‐え【江戸絵】
浮世絵版画の前身となった紅彩色の江戸役者絵。江戸中期から売り出され、2、3色刷りからしだいに多彩となり、錦絵(にしきえ)として人気を博した。紅摺絵(べにずりえ)。東(あずま)錦絵。→上方絵(かみ...
えほん‐ばんづけ【絵本番付】
芝居番付の一。序幕から大詰めまでの場面を描き、主な役名・役者名などを書き入れた小冊子。寛保(1741〜1744)ごろから明治中期まで行われた。芝居絵本。芝居絵双紙。えばんづけ。
えんぎ‐は【演技派】
(見た目や、個性的なだけではなく)すぐれた演技力をもつ役者。「—の女優」→個性派
えんぎ‐りょく【演技力】
芝居などで、演技をする際の巧みな表現力。「—に定評のある役者」
おうむ‐せき【鸚鵡石】
1 「おうむいし1」に同じ。 2 歌舞伎の名せりふを書き抜いた本。役者の声色(こわいろ)の練習用に出版された。おうむいし。 3 人の言ったことを、そのままに真似ていうこと。「先刻桐山から聞いた事...
おお‐かんばん【大看板】
芝居・寄席などで、一流の役者・芸人。大正末期まで東京の寄席では、立て看板などに一流の人の芸名を他の人よりも大きく書く習慣であったところからいう。
おおくび‐え【大首絵】
浮世絵版画の一形式。人物の上半身を大きく、その表情を特に強調して描いたもの。写楽の役者絵、歌麿の美人画などが有名。
おお‐まわり【大回り】
[名](スル) 1 大きな円弧を描いて回ること。また、道の曲がり角などを大きく外側にふくらんで回ること。⇔小回り。 2 遠くを通って目的地まで行くこと。遠回り。「道が不通になったので—して行く」...