おうおうに‐して【往往にして】
[連語]「往往」に同じ。「そういった間違いは—あるものだ」
おう‐かん【往還】
[名](スル) 1 道を行き来すること。往復。往来。「東京と大阪とを—する」 2 人などが行き来するための道。主要な道路。街道。「丘の下の—に出ると」〈寅彦・写生紀行〉
おうかんのき【往還の記】
竹西寛子による古典文学評論。副題「日本の古典に思う」。昭和39年(1964)発表。同年、第4回田村俊子賞受賞。
おう‐けい【往詣】
神仏に参拝すること。「—参籠(さんろう)の人」〈源平盛衰記・四〇〉
おう‐こ【往古】
《古くは「おうご」》過ぎ去った昔。大昔。往昔(おうせき)。「—はイザ知らず、凡(およ)そ五世以降」〈福沢・福翁自伝〉
おう‐こう【往航】
目的地に行くときの運航。往路の航海や飛行。⇔復航。
おう‐さい【往歳】
過ぎ去った年。往年。
おう‐しゃ【往者】
1 行く人。⇔来者。「—の便利は来者の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉 2 《「者」は漢文の助辞》過ぎ去ったこと。また、その時。既往(きおう)。⇔来者。
往者(おうしゃ)諫(いさ)むべからず
《「論語」微子から》過去の事はいさめ止めようとしても、取り返しがつかない。
おう‐しん【往信】
こちらから出す通信。⇔返信。