しちょう【征】
(「四丁」「翅鳥」「止鳥」などとも書く) 1 囲碁で、逃げようとする相手の石を、斜めに追って当たりとし、逃げられなくすること。 2 《1にかけられる意から》身の自由を失い、進退きわまること。「—...
せい【征】
[常用漢字] [音]セイ(漢) [訓]ゆく うつ 1 旅に行く。「征衣」 2 敵・罪人を討ちに行く。「征夷(せいい)・征討・征伐・征服/遠征・出征・東征」 3 征服する。「征圧」 [名のり]さち...
せい‐あつ【征圧】
[名](スル)征服し、押さえこむこと。「癌(がん)を—する」
せい‐い【征夷】
未開の民族を征討すること。特に、蝦夷(えぞ)を征討すること。
せい‐い【征衣】
1 旅に出るときの服装。旅装。 2 兵士が戦争に行くときの服装。
せいい‐し【征夷使】
古代、東国の蝦夷(えぞ)を征討するために設けられた職。
せいい‐たいしょうぐん【征夷大将軍】
1 古代、蝦夷(えぞ)鎮撫(ちんぶ)のための遠征軍の指揮官。延暦13年(794)大伴弟麻呂が任ぜられたのに始まる。征夷将軍。 2 鎌倉時代以降、幕府の主宰者の職名。鎌倉幕府を開いた源頼朝以後、室...
せいかん‐ろん【征韓論】
明治初期の対朝鮮強硬論。特に、明治6年(1873)西郷隆盛・板垣退助らによって排日・鎖国下の朝鮮に出兵しようとした主張をさす。内治優先を唱える岩倉具視・木戸孝允・大久保利通らの反対で西郷らは官を...
せいかんろん‐せいへん【征韓論政変】
⇒明治六年の政変
せい‐こう【征行】
1 征討に行くこと。出征。 2 旅行に出ること。「ネール河に浮ぶ所の河船を運び、六人の—をなさしめたり」〈村田文夫・西洋聞見録〉