まち‐あわ・せる【待(ち)合(わ)せる】
[動サ下一][文]まちあは・す[サ下二]前もって場所と時間とを決めておいて、そこで相手の来るのを待つ。「喫茶店で—・せる」「特急の通過を—・せる」
まち‐い・ず【待ち出づ】
[動ダ下二]出て来るのを待つ。待ち受けて会う。「今来むと言ひしばかりに長月のありあけの月を—・でつるかな」〈古今・恋四〉
まち・う【待ち得】
[動ア下二]待って手に入れる。「優曇華(うどんげ)の花—・えたる心地して」〈源・若紫〉
まち‐うけ【待(ち)受け】
1 待ち受けること。「検査を受くべき覚悟にて稍—の用意せり」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 「待ち受け画面」の略。
まちうけ‐がめん【待(ち)受け画面】
携帯電話で、通話などの操作をしていない状態のディスプレーに表示される画面。壁紙のような背景画像のほか、時計・カレンダー・ニュース速報などの情報を表示するものもある。スマートホンやタブレット型端末...
まち‐う・ける【待(ち)受ける】
[動カ下一][文]まちう・く[カ下二]来ることを予期して待つ。心構えをして待つ。「敵を—・ける」「吉報を—・ける」
まち‐うたい【待(ち)謡】
能で、中入り後、後(のち)ジテの登場を待つ間にワキのうたう謡。形式は拍子に合う上歌(あげうた)。また、その詞章。
まち‐か・く【待ち懸く】
[動カ下二]待ち受ける。待ち構える。「軍の寄り来べき道々に、おのおの四、五騎ばかり楯(たて)を突きて—・けさす」〈今昔・二五・五〉
まち‐かね【待(ち)兼ね】
1 待ちわびていること。「長いことお—です」 2 《「来ぬか、来ぬか」と待ち兼ねる意から》小糠(こぬか)をいう女房詞。
まちかね‐やま【待兼山】
大阪府豊中市北部にある山。千里丘陵の西端に位置し、池田市・箕面(みのお)市にもかかる。[歌枕]「来ぬ人を—の呼子鳥同じ心にあはれとぞ聞く」〈詞花・春〉 [補説]現在は大阪大学豊中キャンパスがある。