ふくし【掘串】
《後世は「ふぐし」とも》上代、竹・木などで作った土を掘るへら状の道具。「籠(こ)もよみ籠持ち—もよみ—持ち」〈万・一〉
ふ‐ぞく【付属/附属】
[名](スル) 1 主になるものに付き従っていること。また、そのもの。「会社に—する研究所」 2 「付属学校」の略。「—の生徒」 3 (「付嘱」とも書く)仏語。師が弟子に教えを授け、さらに後世に...
ふつく・む【恚む/憤む】
[動マ四]《後世「ふづくむ」とも》腹を立てる。憤慨する。「高麗の軍将、憤り—・むことますます甚(にへさ)なり」〈欽明紀〉
ふど‐き【風土記】
地方別にその風土・文化その他について記した書物。 奈良時代の地誌。和銅6年(713)元明天皇の詔により、諸国の産物・地形・古伝説や地名の由来などを記して撰進させたもの。現存するのは、完本の出...
ふ‐ほう【付法】
師が弟子に教えを授け、後世に伝えさせること。また、教えを授けられた弟子。「—相承」
ふる‐こと【古事/故事】
《後世は「ふるごと」とも》昔あったこと。昔から伝えられている事柄。故事(こじ)。「昔の—ども言ひ出で」〈更級〉
ふる‐こと【古言】
《後世は「ふるごと」とも》 1 昔の言葉。古語。また、古伝承。「—に云はく、生児八十綿連(うみのこのやそつつき)といふ」〈敏達紀〉 2 昔の詩歌。古歌。「同じ—と言ひながら、知らぬ人やはある」〈...
へいけものがたり【平家物語】
鎌倉時代の軍記物語。流布本は12巻に灌頂巻(かんじょうのまき)を加えたもの。信濃前司行長(しなののぜんじゆきなが)が作ったと徒然草にはあるが、作者・成立年ともに未詳。治承〜寿永期(1177〜1...
ほう‐きゃく【放却/抛却】
[名](スル)うちすてておくこと。「考えを—してしまわねばならぬ」〈内村・後世への最大遺物〉
ほう‐めい【芳名】
1 相手を敬って、その姓名をいう語。お名前。「御—はかねてより承知いたしております」「—録」 2 誉れのある名。よい評判。名声。「—を後世に残す」