にが【苦】
《形容詞「にがい」の語幹から》憎まれ口。いやみ。にがぐち。「必ず後悔さっしゃるなと—を放して」〈浄・矢口渡〉
臍(ほぞ)を噬(か)・む
《「春秋左伝」荘公六年から。自分のへそをかもうとしても及ばないところから》後悔する。すでにどうにもならなくなったことを悔やむ。「あとで—・んでも遅い」
やす‐うけあい【安請(け)合い】
[名](スル)よく考えもしないで、軽々しく引き受けること。「—して後悔する」
羅網(らもう)の鳥(とり)は高(たか)く飛(と)ばざるを恨(うら)み呑鉤(どんこう)の魚(うお)は飢(う)えを忍(しの)ばざるを嘆(なげ)く
かすみ網にかかった鳥は、なぜもっと高く飛ばなかったかと後悔し、釣り針にかかった魚はなぜ空腹をがまんしなかったかと悔やむ。後悔は先に立たないことのたとえ。
リグレット【regret】
後悔。悔悟。
リモース【remorse】
深い後悔。良心のとがめ。自責の念。悔恨。