そ‐そう【粗相/麁相】
[名](スル) 1 不注意や軽率さから過ちを犯すこと。また、その過ち。「お客様に—のないように」 2 大便や小便をもらすこと。「子供が遊びに夢中で—する」 [名・形動ナリ] 1 粗末なこと。...
そ‐よ
[感]ふと思い出したときや、あいづちを打つときなどに用いる語。そうだ。そうそう。それそれ。→そよや「御前にこそわりなくおぼさるらめと言へば、—、などかうはとて」〈源・夕顔〉
其(そ)れから其(そ)れまで
そうなったらそれまでのことだ。しかたがない。「これ程までに言うてみて、聞かずば—よ」〈浮・御前義経記・六〉
たのし・む【楽しむ】
[動マ五(四)] 1 満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになる。「独身生活を—・む」「休日を—・む」「余生を—・む」 2 好きなことをして満足を感じる。「読書を—・む」「ドライブを—・む」...
たまきわる【たまきはる】
鎌倉前期の日記。1巻。藤原俊成の娘、建春門院中納言の作。建保7年(1219)成立。女房として宮中に仕えた生活を、老後になって回想したもの。書名は冒頭の和歌の句による。建春門院中納言日記。建寿御前日記。
たんし‐こしょう【箪食壺漿/箪食瓠漿】
《「孟子」梁恵王下から》竹の器に盛った飯と、壺(つぼ)に入れた飲み物。また、飲食物を携えて軍隊などを歓迎すること。「降参の者共、はっと—して、大御酒(みき)果物御前につらね」〈浄・日本武尊〉
ちょう‐もつ【寵物】
気に入り、かわいがっているもの。特に、気に入りの妾(めかけ)。「知足院殿に、小物御前と申す御—ありけり」〈元禄版著聞集・一五〉
つい・いる【つい居る】
[動ア上一][文][ワ上一] 1 ひざをつく。ひざをついてすわる。「権右衛門は芝生の上に—・居た」〈鴎外・阿部一族〉 2 かしこまってすわる。「証誠殿(せうじゃうでん)の御前に—・ゐ給ひつつ」〈...
つが・う【番う】
[動ワ五(ハ四)] 1 二つのものが一組みになる。組み合う。対になる。「仲よく—・うおしどり」 2 雌雄が交尾する。つるむ。「小鳥が—・う」 3 「番(つが)える1」に同じ。「矢を—・う」 4...
つつみ【堤】
《包むものの意》 1 水があふれないように、湖沼・川・池などの岸に沿って土を高く盛り上げたもの。土手。堤防。「洪水で—が切れる」 2 水をためた池。ため池。貯水池。 3 相撲の土俵。「御前に—か...