ご‐ざ【御座】
1 座を敬っていう語。貴人の席。おまし。ぎょざ。 2 貴人がおいでになること。「これに—のことはいかなる人も知り候はじ」〈太平記・一一〉 3 「上げ畳(だたみ)」に同じ。「ことさらに—といふ畳の...
ござ‐あ・る【御座有る】
[動ラ四] 1 「いる」の意の尊敬語。いらっしゃる。おいでになる。「それにゆるりと—・れ」〈虎清狂・泣尼〉 2 「ある」の意の尊敬語。おありになる。「やがてお大名にならせらるる御瑞相が—・るほど...
ござい【御座い】
1 ㋐《「ございます」の略》「ある」の意の丁寧語。多く口上などで用いられた。「田舎者で—、冷え物で—」〈滑・浮世風呂・前〉 ㋑《「ございますか」の略》「あるか」の意の丁寧語。「菜漬け、奈良漬け、...
ございしょ‐やま【御在所山】
三重・滋賀両県境の山。鈴鹿(すずか)山脈の最高峰。標高1212メートル。
ござい・す【御座いす】
[動サ特活]《「ございやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「芸者しゅにおかよといふは—・せん」〈洒・一目土堤〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。…でござ...
ござい‐ま・す【御座います】
[動サ特活]《「ござります」の音変化。近世江戸以来の語》 1 「ある」の意の丁寧語。「あります」より丁寧な言い方。「おあつらえ向きのお品が—・す」「何も—・せんが、どうぞ召し上がれ」 2 (補助...
ござい‐や・す【御座いやす】
[動サ特活]《「ござりやす」の音変化》 1 「ある」「いる」の意の丁寧語。ございます。「ねっからお客は—・せん」〈洒・船頭深話〉 2 (補助動詞)補助動詞「ある」の意の丁寧語。「朝さん、お久しう...
ご‐ざしょ【御座所】
天皇など高貴な人の居室。おましどころ。御座の間。
ござ‐そうろ・う【御座候ふ】
[動ハ四]《「ござある」の「ある」を「候ふ」にしたもの》 1 「ござある」の尊敬語・丁寧語。いらっしゃいます。ございます。「山居し給ふお僧の—・ふが」〈謡・芭蕉〉 2 (補助動詞)補助動詞「ござ...
ござ‐な・い【御座無い】
[形][文]ござな・し[ク]《「御座」+形容詞「ない」から》 1 「ない」の意の丁寧語。ありません。「いやいやさやうの事では—・い」〈虎清狂・薬水〉 2 「いない」の意の尊敬語。いらっしゃらない...