み‐くに【御国】
1 国の敬称。「神の—へ召される」 2 日本国。おくに。「—のためにがんばる」
みくに‐あらそい【御国争ひ】
皇位を争うこと。「主上、上皇の—に、夜うちなんどしかるべからず」〈保元・上〉
みくに‐ことば【御国言葉/御国詞】
日本語。漢語に対する、やまとことば。
みくにことばかつようしょう【御国詞活用抄】
江戸中期の文法書。1巻。本居宣長著。天明2年(1782)ごろ成立。動詞・形容詞など活用語の語尾変化の型を五十音順に配列。語例が豊富で、のちの活用研究に資するところ大であった。
みくに‐ぶみ【御国文】
1 日本の書物。国書。国典。 2 日本の文章。国文。和文。
みくに‐ぶり【御国風】
1 日本の風習。 2 日本の文学。
みくに‐まなび【御国学び】
日本の古典を研究する学問。国学。
みくに‐ゆずり【御国譲り】
天皇が位を皇太子に譲ること。譲位。「—の節会(せちゑ)行はれて」〈徒然・二七〉
み‐くら【御倉/御蔵】
1 官司や社寺の貴重物を納める倉。また、そこをつかさどる職員。 2 内蔵寮(くらりょう)の倉。また、そこをつかさどる職員。 3 蔵人所(くろうどどころ)の保管庫。また、そこに勤める下級役人。
み‐くらい【御位】
1 天皇の位。皇位。帝位。また、その位にあること。 2 位を尊んでいう語。「程もなく、もとの—あらたまりて」〈源・明石〉