たんでんし‐トランジスター【単電子トランジスター】
量子ドットのトンネル電流を利用するトランジスター。半導体または金属薄膜と絶縁膜を微小な面積で接合したもの。通常のトランジスターは数万個程度の電子が流れるのに対し、電子一つずつの流れで制御する。消...
ダイヤル‐ゲージ【dial gauge】
微小な長さや変位を精密に測定する計器。測定する物に当てた測定心棒のわずかな動きが歯車を利用して拡大され、指針が目盛りを指し示す。ふつう一目盛りが0.01ミリで、0.001ミリのものもある。
ちゅうかんけい‐フィラメント【中間径フィラメント】
微小管やマイクロフィラメント(アクチンフィラメント)ともに細胞骨格を構成するたんぱく質の線維。直径約10ナノメートルで、微小管より細く、マイクロフィラメントより太い。上皮細胞・神経細胞・グリア細...
チューブリン【tubulin】
微小管の主要構成たんぱく質。微小管は真核生物の細胞骨格として広く分布している。
ちょう‐びりゅうし【超微粒子】
大きさがおおむね1〜100ナノメートルの微小な粒子。1粒に含まれる原子数は103から1010個程度。金属、セラミックスなどの機能材料分野での応用が進められている。
チンダル‐げんしょう【チンダル現象】
コロイド溶液やエーロゾルなどに光を当てたとき、その微小な粒子によって光が散乱され、光の通路が一様に光って見える現象。一般にレイリー散乱によって説明される。ティンダル現象。
ちん‐でん【沈殿/沈澱】
[名](スル)溶液中にまじっている微小固体が底に沈んでたまること。化学では、溶液中の化学反応で不溶性の生成物ができること。または、溶液中の溶質が飽和に達して固まること。「川底にへどろが—する」
ツルグレン‐そうち【ツルグレン装置】
土の中の微小な土壌動物を効率よく捕集する装置。底がふるい状になった容器に土壌や落葉を入れ、上部から電球を照射すると、熱・光・乾燥を嫌う土壌動物がふるいを通り抜け、下の容器内に落ちる仕組みになって...
ディーエヌエー‐おりがみ【DNA折り紙】
《DNA origami》DNA分子を用いて100ナノメートル程度の微小な構造体を作る技術。また、その構造体。足場となる長い一本鎖DNAに短い相補的DNAを組み合わせることで、縦糸と横糸で編む織...
トリクル‐じゅうでん【トリクル充電】
《トリクル(trickle)は滴(しずく)の意》蓄電池の自己放電を補うため、常に微小な電流を流し、満充電の状態を保つこと。細流充電。トリクルチャージ。