かん‐じん【肝心/肝腎】
[名・形動]《肝臓と心臓や腎臓は、人体にとって欠くことのできないものであるところから》最も重要なこと。また、そのさま。肝要。「—な話」「慎重に対処することが—だ」
かん‐じん【観心】
仏語。観法の一。自己の内心の本性をよく観察すること。天台宗で重んじる。
がい‐しん【外心】
1 三角形の外接円の中心。三角形の各辺の垂直二等分線の交点に一致する。⇔内心。 2 隔てのある心。うちとけない心。「今ぬしが—が出来て、わたくしがつき出されてお見なんし」〈洒・三人酩酊〉
がい‐しん【害心】
害を加えようとする心。害意。「—をいだく」
き‐ごころ【気心】
その人が本来もっている性質や考え方。「—が通じる間柄」「—の知れた仲間」
き‐ごころ【着心】
「着心地(きごこち)」に同じ。
きしゅ‐ぶっしん【鬼手仏心】
外科医は残酷なほど大胆に手術するが、それは患者を治そうとするやさしい心によるものだということ。仏心鬼手。
き‐しん【帰心】
1 故郷やわが家に帰りたいと願う心。「—が募る」 2 ある人を心から尊敬すること。心服。「—叛意(はんい)は己が身の為なり」〈性霊集・三〉
気(き)は心(こころ)
額や量は少ないが、真心をこめているということ。贈り物をするときなどにいう言葉。「—ですから、少しだけ値引きします」
きも‐ごころ【肝心】
《「きもこころ」とも》心。たましい。正気。「—も失せて、防がんとするに力もなく足も立たず」〈徒然・八九〉