あやにく‐ごころ【生憎心】
意地の悪い心。憎らしく思われる心。強情な心。「けしからぬ御—なりかし」〈源・行幸〉
あん‐しん【安心】
[名・形動](スル) 1 気にかかることがなく心が落ち着いていること。また、そのさま。「列車で行くほうが—だ」「—して任せられる」 2 ⇒あんじん(安心)
あん‐じん【安心】
仏語。 1 仏法の功徳によって、迷いがなくなった安らぎの境地。 2 阿弥陀仏の救いを信じて、浄土往生を願う心。
い‐あんじん【異安心】
宗祖の教えとは異なった教義・信仰。特に浄土真宗で用いる語。
い‐ごころ【医心】
医術の心得。
い‐ごころ【居心】
「居心地」に同じ。「—は悪くない程度の西洋風な書斎」〈芥川・路上〉
いざよいせいしん【十六夜清心】
歌舞伎狂言「小袖曽我薊色縫(こそでそがあざみのいろぬい)」の通称。
い‐しん【異心】
裏切りをたくらむ心。ふたごころ。反逆心。「—をいだく」「—を挟む」
いしん‐でんしん【以心伝心】
1 仏語。仏法の奥義を、言葉や文字を借りず師の心から弟子の心に伝えること。主に禅宗で用いる。→不立文字(ふりゅうもんじ) 2 無言のうちに心が通じ合うこと。「—の間柄」 [補説]「意心伝心」と書...
いたい‐どうしん【異体同心】
身体は別々であるが、心は同一であること。夫婦仲のよいことなどにいう。