いみ【忌(み)/斎】
《動詞「い(忌)む」の連用形から》 1 (斎)心身を清浄に保ち、けがれを避けて慎むこと。 2 (忌み)死・不浄など、はばかりのあること。 3 (忌み)人の死後、近親者が、しばらくの間家に慎みこも...
いみ‐あけ【忌(み)明け】
1 喪の期間が終わること。きあけ。いみあき。 2 産後の忌みが終わること。いみあき。
いみ‐かず【忌(み)数】
忌み嫌われる数。四(死)や九(苦)など。
いみ‐がかり【忌(み)掛(か)り/忌(み)懸(か)り】
一家・親族の間で、喪に服すべき続き柄の人。
いみ‐きら・う【忌(み)嫌う】
[動ワ五(ハ四)]嫌って避ける。ひどくいやがる。「世間から蛇蝎(だかつ)のごとく—・われる」
いみ‐ことば【忌み詞/忌(み)言葉】
1 宗教的な理由から、また縁起をかついで、使うのを避ける言葉。古くは斎宮で「仏」「経」などを、民間で婚礼のときに「去る」「帰る」、正月の三が日に「坊主(ぼうず)」「箒(ほうき)」などを忌んだ。 ...
いみ‐ごと【忌(み)事】
1 忌み慎むべきこと。嫌い避けるべきこと。 2 「忌む事1」に同じ。
いみ‐たがえ【忌み違へ】
物忌みをしないですませるために、その期間他家へ移ること。「四十五日の—せさせ給ふとて、御いとこの三位の家におはします」〈和泉式部日記〉
いみ‐だけ【斎竹/忌(み)竹】
神事のとき、不浄を防ぐために斎み清める場所に立てる竹。葉のついた青竹にしめ縄を張り、四手(しで)を垂らす。
いみ‐づき【忌(み)月/斎月】
心身を忌み慎むべき月。正月・5月・9月の称。→三長斎月(さんちょうさいがつ)