ふ‐き【不諱/不忌】
1 いみはばかるところなく言うこと。遠慮なく言うこと。「多少の—の文字あるが為に」〈魯庵・「破垣」に就て〉 2 《避けることができない意》死ぬこと。死。
ふけ‐き【普化忌】
普化の忌日。陰暦6月13日。また、その法会(ほうえ)。
ぶく‐き【服忌】
⇒ぶっき(服忌)
ぶっ‐き【服忌】
親族が死んだ時、一定期間喪に服すること。
ぶんがく‐き【文学忌】
作家・詩人・歌人などの忌日。多く、その作品や雅号にちなんで名づけられる。芥川竜之介の「河童(かっぱ)忌」、正岡子規の「獺祭(だっさい)忌」など。→忌日[補説]
へちま‐き【糸瓜忌】
正岡子規の忌日。9月19日。絶筆の「糸瓜咲て痰のつまりし仏かな」など3句にヘチマが詠み込まれていることから。《季 秋》
ほうねん‐き【法然忌】
法然上人の忌日に行う法会(ほうえ)。《季 春》→御忌(ぎょき)2
ま‐いみ【真忌(み)】
祭祀の際、神事に携わる人が、荒忌(あらい)みのあとで厳重に行う物忌み。致斎(ちさい)。
み‐こき【御国忌】
「国忌(こっき)」の敬称。「十一月(しもつき)の朔日(ついたち)ごろ—なるに、雪いたう降りたり」〈源・賢木〉
もくれん‐き【木蓮忌】
内田百閒(ひゃっけん)の忌日。4月20日。「木蓮や塀の外吹く俄風(にわかかぜ)」の句にちなむ。