かいらく‐しゅぎ【快楽主義】
自己の快楽を追求して苦痛を避けることが善であり、それが人生究極の目的あるいは道徳の原理であるとする考え。快楽説。ヘドニズム。
がく【楽〔樂〕】
[音]ガク(呉)(漢) ラク(呉)(漢) [訓]たのしい たのしむ [学習漢字]2年 〈ガク〉音を組み立てた調べ。音楽。「楽器・楽章・楽団・楽譜・楽屋/雅楽・器楽・声楽・奏楽・能楽・舞楽・邦楽...
キュレネ‐がくは【キュレネ学派】
北アフリカのキュレネ出身のアリスティッポスを祖とする古代ギリシャ哲学の一派。快楽を善として、快楽主義を唱えた。キレネ学派。
きょう‐らく【享楽】
[名](スル)思いのままに快楽を味わうこと。「—にふける」「人生を—する」
きょうらく‐しゅぎ【享楽主義】
快楽を追求することを人生最上の目的とする主義。快楽主義。
きょうらく‐てき【享楽的】
[形動]快楽にふけるさま。「—な生活態度」
きんだん‐の‐このみ【禁断の木の実】
1 旧約聖書「創世記」に記されている、神から食べることを禁じられていた知恵の木の実。アダムとイブは蛇に誘惑されてこれを食べ、楽園から追放された。 2 禁じられているが、非常に誘惑的な快楽。
けっか‐せつ【結果説】
倫理学で、行為の動機にではなく、行為の結果に道徳的価値を認める立場。功利主義・快楽主義など。結果倫理。→動機説
けまん‐がい【懈慢界】
仏語。極楽往生の願いを自力で達成しようとする者が生まれる世界。快楽が多く、極楽浄土に生まれようとする本来の目的を見失うという。
け‐らく【快楽】
1 仏語。煩悩から解放されて得られる安楽。また、浄土の安楽。 2 「かいらく(快楽)」に同じ。「残忍の外—なし」〈露伴・五重塔〉