あきら・める【諦める】
[動マ下一][文]あきら・む[マ下二]もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する。「助からぬものと—・めている」「どしゃ降りで、外出を—・めた」 [用法]あきらめる・おもいきる——「進学をあ...
おもい‐きり【思い切り】
[名]思い切ること。あきらめ。「—がいい」 [副]満足できるまでするさま。思う存分。「—遊びたい」
おもい‐た・つ【思い断つ/思い絶つ】
[動タ五(四)]思い切る。断念する。「伝道はしばらく—・っていたきょうこのごろ」〈蘆花・思出の記〉
おもい‐た・ゆ【思ひ絶ゆ】
[動ヤ下二]思い切る。あきらめる。断念する。「旅なれば—・えてもありつれど」〈万・三六八六〉
おもい‐とど・む【思ひ止む】
[動マ下二] 1 思い切る。あきらめる。「いみじからむ過ちを、さしあたりて見つけたりとも、えとがめ—・むべうもあらず」〈夜の寝覚・三〉 2 深く考える。「物をいたう—・めたりし心に」〈源・夕霧〉...
おもい‐は・つ【思ひ果つ】
[動タ下二] 1 そうだとはっきり判断する。最後に思い当たる。「宮なりけりと—・つるに、乳母(めのと)言はむ方なくあきれてゐたり」〈源・東屋〉 2 思い切る。あきらめる。「(源氏ヲ)つらき方に—...
きれ‐はな・る【切れ離る】
[動ラ下二] 1 切れて別々になる。「理不尽者が切った時、—・れぬ用心ぢゃ」〈咄・鹿の子餅〉 2 思い切る。「—・れたる行き方はさすが所に住めばなり」〈浄・阿波鳴渡〉
きれ‐はなれ【切れ離れ】
1 思い切ること。あきらめ。きりはなれ。「—よく向を変えて右の坂をすたすたと上りはじめた」〈鏡花・高野聖〉 2 気前。金ばなれ。きりはなれ。「尤も商人(あきんど)で—が良く相談(はなし)は早解り...
すぱり
[副] 1 刃物で、いっぺんに切り落とすさま。すぱっと。「枝をはさみで—と切る」 2 ためらわずに物事を行うさま。すっぱり。「—(と)思い切る」
念(ねん)が残(のこ)・る
きっぱりと思い切ることができない。「金を溜めて大事にすると—・るという事もあり」〈円朝・真景累ヶ淵〉