えんと‐して【宛として】
[副]非常によく似ているさま。まるで。さながら。あたかも。「—孤舟に座するの思いがある」〈蘆花・自然と人生〉
縁(えん)に連(つ)るれば唐(とう)の物(もの)を食(く)う
縁があれば、遠い所の物でも食べることができる。何かの因縁で思いがけないものと関係ができることのたとえ。
エンパシー【empathy】
感情移入。人の気持ちを思いやること。 [補説]シンパシー(sympathy)は他人と感情を共有することをいい、エンパシーは、他人と自分を同一視することなく、他人の心情をくむことをさす。
エンリコよんせい【エンリコ四世】
《原題、(イタリア)Enrico IV》イタリアの劇作家・小説家、ピランデッロの戯曲。1922年、ミラノにて初演。自身を神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世だと思いこんでいる男の狂気を描く。ヘンリー4世。
えんりょ‐がち【遠慮勝ち】
[形動][文][ナリ]言葉や態度が控えめであるさま。他人に気兼ねをして、思いどおりにしないことの多いさま。「—な態度」
おい
[感] 1 呼びかけたり、注意を促したりするときに発する語。主に男性が同輩・目下に対して用いる。「—、待たないか」 2 呼びかけられて軽く答えるときの語。「—、合点、承知の助」 3 やや驚いたと...
おい‐や
[感]不意のことに驚いたり、ふと思いついたりしたときに発する語。おやっ。「—、聞きし人ななり」〈源・宿木〉
おう【懊】
[音]オウ(アウ)(呉)(漢) 深く思い悩む。憂えもだえる。「懊悩」
おう‐か【横禍】
思いがけない災難。
おう‐さい【横災】
《「おうざい」とも》思いもかけない災難。不慮の災難。「時の—をば権化(ごんげ)の人も逃れ給はざるやらん」〈平家・二〉