おん【恩】
人から受ける、感謝すべき行為。恵み。情け。「—を施す」
おん【恩】
[音]オン(呉)(漢) [学習漢字]6年 めぐみ。いつくしみ。情け。「恩愛(おんあい・おんない)・恩恵・恩師・恩賜・恩赦・恩情・恩人・恩寵(おんちょう)・恩典/感恩・旧恩・君恩・厚恩・高恩・鴻恩...
おん‐あい【恩愛】
《連声(れんじょう)で「おんない」とも》 1 恵み。慈しみ。「—の情が深い」 2 夫婦・肉親間の愛情。また、それに対する執着。「—のきずな」
おん‐い【恩威】
恩恵と威光。温かい情けと厳しい態度。「—共に行われて其向う所を示すことあらば」〈福沢・学問のすゝめ〉
おん‐えん【恩怨】
情けとうらみ。「心残りのないように、—に清算をつけるのだった」〈秋声・縮図〉
おん‐がえし【恩返し】
[名](スル)受けた恩に報いること。報恩。「世話になった人に—する」
おん‐がまし・い【恩がましい】
[形][文]おんがま・し[シク]恩を着せた態度である。恩着せがましい。「此品(これ)をば与(や)って此源太が—・くでも思うと思うか」〈露伴・五重塔〉 [派生]おんがましさ[名]
おん‐がん【恩顔】
情け深い顔つき。多く主君の顔にいう。「—を拝し奉らずんば」〈平家・一一〉
おんきせ‐がまし・い【恩着せがましい】
[形]いかにも恩に着せるように厚かましい。「—・い態度」 [派生]おんきせがましさ[名]
おん‐きゅう【恩給】
1 資格を得て退職した公務員や旧軍人軍属またはそれらの遺族に、国が恩給法に基づいて支給する一時金や年金。戦後、すでに受給権のある者以外は共済組合制度に移行。 2 中世の封建的主従関係で、家臣の奉...