なげき‐の‐きり【嘆きの霧】
ため息をつくときに出る息。嘆きの深いことを霧にたとえていう。「沖つ風いたく吹きせば吾妹子が—に飽かましものを」〈万・三六一六〉
なげ・く【嘆く/歎く】
[動カ五(四)] 1 ひどく悲しむ。悲しんで泣く。悲嘆にくれる。「身の薄幸を—・く」「友の死を—・く」 2 世の風潮などを憂えて憤る。慨嘆する。「現今の世相を—・く」「倫理観の喪失を—・く」 3...
なごり‐の‐なみだ【名残の涙】
名残を惜しんで流す涙。別れの涙。「息をとぢたる眼(まなこ)にも—せきあへず」〈浄・用明天王〉
な‐せ【汝兄】
《上代語。本来「な」は一人称》女性が男性を親しんでよぶ語。あなた。いろせ。いろね。せ。「—の子やとりのをかぢし中だをれ我(あ)を音(ね)し泣くよ息(いく)づくまでに」〈万・三四五八〉
ナッチサハル‐こくりつこうえん【ナッチサハル国立公園】
《Nechisar National Park》エチオピア南部にある国立公園。大地溝帯底部のチャモ湖とアバヤ湖の間に位置する。レイヨウ、シマウマ、ライオン、ガゼルなどの哺乳類や、コウノトリ、ペリ...
なに‐と【何と】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「と」》ほかにも同種類のものがあるという意を表す。助詞的に用いられる。など。「これかれ酒—持て追ひ来て」〈土佐〉
[副] 1 どんなふうに。どのように。「さて...
なま‐きんだち【生公達】
それほど身分の高くない公家の子息。「—の蔭妻(かげめ)にて、益なし」〈狭衣・三〉
なま‐にんじゃく【生人尺】
[名・形動ナリ]「生半可(なまはんか)」に同じ。「(ドラ息子ノ)居続けへ—な母の文」〈柳多留・二〉
なめくじ‐うお【蛞蝓魚】
頭索綱ナメクジウオ科の原索動物。浅海にすみ、全長約5センチ。魚に似るが、頭も目もはっきりせず、体は淡桃色で透明。あごがなく、吸い込んだ水を濾(こ)して栄養を摂取する。神経はあるが、脳はない。脊索...
なら‐こうえん【奈良公園】
奈良市街地東部にある公園。若草山・春日山の西麓一帯で、興福寺・猿沢池・東大寺・春日大社・奈良国立博物館などがあり、野生の鹿が多数生息する。