アイ‐アイ【aye-aye】
《その鳴き声から》アイアイ科の原始的な猿。頭胴長40センチくらいで、尾が長い。長い指は鉤爪(かぎづめ)をもち、樹皮下の昆虫を掘り出して食う。マダガスカル島にのみ生息。指猿(ゆびざる)。
あい‐じゃくや【相借家】
同じ棟の中にともに借家すること。また、その住人。相店(あいだな)。「—の内儀がそなたを肝煎(きもい)りくられて」〈浮・子息気質・二〉
あい‐じょう【愛嬢】
かわいがっている大切な娘。まなむすめ。他人の娘についていう。⇔愛息。
あいぜん‐ほう【愛染法】
密教で、愛染明王を本尊として敬愛・息災・増益・降伏(ごうぶく)などを祈願して行う修法。愛染明王法。愛染王法。
あい‐そく【愛息】
かわいがっている大切な息子。他人の息子についていう。⇔愛嬢。
喘ぐ
I〔息を切らす〕pant; gasp; breathe heavily彼はあえぎながら坂を登って行ったHe climbed the slope panting [breathing hard]....
青息吐息
青息吐息であるbe in great distressこの不景気じゃ青息吐息ですI am having a terrible time trying to survive this recess...
朝晩
1〔朝と晩〕morning and eveningここ2,3日,朝晩は特に冷え込むでしょうFor the next two or three days, it will probably be ...
味
I1〔味覚〕taste;〔食物の味〕(a) taste;〔風味〕(a) flavor,《英》 (a) flavour味をつける〔調味する〕season ((fish with salt))/〔香...
与える
1give;〔贈る〕present ((a thing to a person, a person with a thing));〔賞として与える〕award;〔要請に応じて与える〕grant;...
どらむすこ【どら息子】
[共通する意味] ★品行の悪い息子。[英] a prodigal son[使い方]〔どら息子〕▽このどら息子め、とっとと出て行け!▽どら息子に手を焼く〔道楽息子〕▽道楽息子がまた朝帰りした〔放蕩...
どうらくむすこ【道楽息子】
[共通する意味] ★品行の悪い息子。[英] a prodigal son[使い方]〔どら息子〕▽このどら息子め、とっとと出て行け!▽どら息子に手を焼く〔道楽息子〕▽道楽息子がまた朝帰りした〔放蕩...
ほうとうむすこ【放蕩息子】
[共通する意味] ★品行の悪い息子。[英] a prodigal son[使い方]〔どら息子〕▽このどら息子め、とっとと出て行け!▽どら息子に手を焼く〔道楽息子〕▽道楽息子がまた朝帰りした〔放蕩...
いきまく【息巻く】
[共通する意味] ★感情がひどくたかぶる。[英] to be in a rage[使い方]〔いきり立つ〕(タ五)▽不当な非難にいきり立った〔息巻く〕(カ五)▽このままでは済まさぬぞと息巻く▽大声...
いきりたつ【いきり立つ】
[共通する意味] ★感情がひどくたかぶる。[英] to be in a rage[使い方]〔いきり立つ〕(タ五)▽不当な非難にいきり立った〔息巻く〕(カ五)▽このままでは済まさぬぞと息巻く▽大声...
あおいきといき【青息吐息】
非常に困ったときや、きわめて苦しいときに発する元気のないため息。また、そのようなときの状態をいう。大きな心労・苦労があるとき、心身ともに疲れ果て、苦しそうな息づかいをすることから。▽「青息」は苦しいときの息。青ざめて息を吐くからとも、大息おおいきの転からともいう。「吐息」はため息。「―息」の熟語を重ねることで語調を整え、意味を強めたもの。
いっきかせい【一気呵成】
ひと息に文章を完成すること。また、物事を中断せずに、ひと息に仕上げること。▽「呵」は息を吹きかけること。「呵成」は息を吹きかけるだけで完成する、また、凍った筆に息を吹きかけ一気に書き上げる意ともいう。
えんめいそくさい【延命息災】
無事に長生きをすること。何事もなく長生きすることを願い祈る語。▽「息災」は災いをとめる意。転じて、からだにさわりのないこと、無事なこと。「息」はやむ、終わらせる意。「息災延命そくさいえんめい」ともいう。
せんぼうしさ【瞻望咨嗟】
はるかに望み見てうらやみ、ため息をつくこと。高貴な人を非常にうらやむこと。▽「瞻望」は仰ぎ見て慕う。「咨嗟」はため息をつく。高貴な人のすばらしさを敬慕しつつ、ため息をついてうらやむ意味。
ほうとうむすこ【放蕩息子】
ほしいままに振る舞う、全く役立たずの息子。酒や女におぼれて身持ちがおさまらない息子。
あん‐せいこう【安世高】
[?〜170ころ]中国、漢代の僧。西アジアの安息国(パルティア)の王子であったが、出家して仏教を修め、中国に渡り、洛陽(らくよう)で経典の翻訳に従事した。
こばやし‐まさき【小林正樹】
[1916〜1996]映画監督。北海道の生まれ。木下恵介に師事。「息子の青春」で監督デビュー。力強いタッチの社会派作品で知られる。代表作は、全6部の大作「人間の条件」、記録映画「東京裁判」のほか...
シェーレ【Karl Wilhelm Scheele】
[1742〜1786]スウェーデンの化学者。酸素・塩素・バリタ・弗化(ふっか)水素・シアン化水素などの発見、酒石酸・安息香酸などの単離、骨灰からの燐(りん)の製造など多くの業績がある。
ブラッグ【Bragg】
(William Henry 〜)[1862〜1942]英国の物理学者。放射線を研究し、α(アルファ)粒子の飛程を示した。息子のとともに、X線による結晶構造解析法を確立し、結晶にX線を当てた...
ローレンス【David Herbert Lawrence】
[1885〜1930]英国の小説家・詩人・批評家。現代社会における性と恋愛をテーマに、男女関係の新しい倫理を追求した。小説「息子と恋人」「虹」「チャタレイ夫人の恋人」など。
アルコールと肝臓
アルコールを分解して無毒化することも、肝臓の仕事の一つです。お酒からとったアルコールの約20%は胃から、残りの約80%は小腸から吸収され、門脈を通って肝臓へ運ばれます。 肝臓に運ばれたアルコールは、アルコール脱水素酵素(ADH)などのはたらきによって、アセトアルデヒドという物質に分解されます。 アセトアルデヒドは、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)によって酢酸に分解されます。酢酸は無害な物質で、全身を巡る間に筋肉や脂肪組織で分解され、最終的には二酸化炭素と水になり、尿や息と一緒に体外へ排泄されます。 なお、アルコールの約20%くらいは代謝されず、そのままの形で尿や汗、息などとともに排泄されます。
呼吸器検査の目的
肺には、空気を出し入れする換気機能と、血液中の酸素と二酸化炭素を交換するガス交換機能があります。 肺機能検査とは、肺活量を測定して換気機能を調べる検査です。肺活量から割り出した「%肺活量」や「1秒率」を判定に用います。 胸部X線検査は、肺や気管支などの呼吸器のほか、心臓や縦隔、胸膜など、胸部の病変を広く調べることができます。人間ドックや健康診断では、肺や心臓などの病気発見のためのスクリーニング検査として、ほぼ必ず行われる検査です。 肺機能検査は、「%肺活量」が80%以上、「1秒率」が70%以上あれば、正常とされます。 胸部X線検査は、「異常所見なし」(健康な人)のX線写真では、肺は黒く、骨格や心臓などは白っぽく映ります。 しかし、炎症や腫瘍などの病変があると、白い陰影が映し出され、「異常所見あり」とされます。 肺機能検査で基準値を外れる要因には、肺気腫、肺線維症、気管支喘息、気管支拡張症、慢性気管支炎などがあげられます。これらの病気が疑われる場合は、気管支内視鏡検査などのくわしい検査が必要になります。 胸部X線検査は、映し出された異常な陰影から病気を疑います。たとえば、不整な円形の白い影は肺がんなど、境界がはっきりしない不明瞭な白い影は肺炎や肺結核、気管支炎などが疑われます。
呼吸器の病気の仕組み(喘息/気管支炎/肺炎/肺気腫/肺がん)
気管支には平滑筋という筋肉が張り巡らされ、肺のすみずみにわたる空気の流れを調節しています。気管支の平滑筋が激しく収縮したり、粘液の分泌が高まるなどして気管支が狭くなると空気がスムーズに流れなくなり、呼吸困難をきたします。このような事態を招く代表的な病気が「気管支喘息」や「急性気管支炎」です。また、「肺炎」や「肺気腫」など、肺胞に異常がある場合も、スムーズな呼吸ができなくなります。 気管支喘息の患者さんの気道(気管や気管支)には、慢性の炎症があり、気道の粘膜が過敏になっています。また、むくんだり、粘液の分泌が増加するなどして気道が狭くなっているところへ、冷気やたばこの煙などの刺激が加わると、気管支の平滑筋が激しく収縮し、呼吸困難に陥ります。 気管支の内面を覆う粘膜には、線毛の生えた粘膜上皮細胞がきれいに並んでいます。粘液の分泌も活発ではなく、血管にもうっ血は生じていません。 ウイルスや細菌に感染して急性の炎症がおきると、気管支の粘膜にむくみが生じ、粘液の分泌も増加します。さらに進行すると粘膜上皮細胞がはがれ落ちて血管のうっ血が生じ、膿のような粘液が出てきます。 肺がんは、肺や気管支などにできる悪性の腫瘍です。肺がんは「小細胞」がんと「非小細胞がん」とに大別され、さらに非小細胞がんは"腺がん""扁平上皮がん""大細胞がん"に分けられます。 いずれも、肺や気管支などの正常な細胞が、がん細胞化して増殖・進行していきます。また、肺には無数の毛細血管が走っているため、肺にできたがんが血液にのって全身に運ばれ、他臓器に転移しやすいのが特徴です。発がんの主な原因は、喫煙、大気汚染、アスベストなどが考えられています。 肺がんのなかで、日本人にもっとも多いのが腺がんです。腺がんは肺の末梢部に発生するがんの一つで、とくに肺を包んでいる膜である胸膜に近い場所に発症しやすいのが特徴です。 また、がんに侵された肺胞はつぶれていきますが、その際につぶれた部分を覆っている胸膜が引っ張られます。そのため、腺がんに侵された肺の組織を肉眼で見てみると、胸膜が引きつれているように見えます。たばこの成分や粉塵がたまって肺胞に沈着した炭粉もがんの病巣中心部に集まっています。 腺がんの次に多い肺がんが扁平上皮がんです。扁平上皮がんは肺門部にある太い気管支に発症することが多いがんです。 肺がんのなかでは比較的症状が早くから現れるのが特徴で、がんが比較的小さなうちから血痰や咳などが現れます。進行や転移もほかの肺がんと比べて遅いといわれています。また、発症には喫煙が大きな要因となっています。 大細胞がんも腺がんと同じ肺の末梢部に多く発症します。肺がん全体の5%にすぎないがんですが、進行・転移のスピードは小細胞がんの次に速く、早期発見が予後を左右します。 扁平上皮がんと同じに肺門部に多くできるのが小細胞がんです。小細胞がんの特徴は肺がんのなかでも非常に増殖のスピードが速く、ほかの部位に転移もしやすいことです。発見段階ではすでに進行していることが多く、手術のみで治癒することが難しく、抗がん剤などの化学療法がメインの治療となります。 長年の多量喫煙や大気汚染などがきっかけで肺胞の壁が破壊されて大きな穴(気腔の拡大)が多発し、肺の弾力性が弱まっていきます。 肺は気道を通じて直接外界に接しているため、病原菌や塵芥など、さまざまな有害物質に侵されやすくなっています。こうした因子により生じる肺の炎症が肺炎です。 気管支肺炎は、空気の通りが悪い末梢の気管支の炎症として始まり、まわりの肺胞へ広がっていきます。肺気腫では呼吸細気管支や肺胞、肺胞のうなど「肺実質」と呼ばれる組織が破壊されます。