あおいき-といき【青息吐息】
非常に困ったときや、きわめて苦しいときに発する元気のないため息。また、そのようなときの状態をいう。大きな心労・苦労があるとき、心身ともに疲れ果て、苦しそうな息づかいをすることから。▽「青息」は苦しいときの息。青ざめて息を吐くからとも、大息おおいきの転からともいう。「吐息」はため息。「―息」の熟語を重ねることで語調を整え、意味を強めたもの。
- 句例
- 青息吐息で働く、仕事で青息吐息だ
- 用例
- 「岡島様のお診立みたては?」とたたみかけて聞かれては、何と答えていいか、主膳しゅぜんもさすがに青息吐息だ。<舟橋聖一・花の生涯>