てん‐けい【天恵】
天が人に与える恵み。天恩。「豊かな—をこうむる」
とっ‐けい【特恵】
特に有利なようにとりはからうこと。特別の恩恵。
はしり‐ぢえ【走り知恵】
[名・形動ナリ]物事を早のみこみして思慮の浅いこと。また、そのさま。「ましてや—なる兄嫁なんどが何として知るべし」〈浮・五人女・一〉
はなのさき‐ぢえ【鼻の先知恵】
「鼻の先3」に同じ。「—にて、大方に生まれつきし娘自慢」〈浮・一代女・四〉
槃特(はんどく)が愚痴(ぐち)も文殊(もんじゅ)が知恵(ちえ)
愚者も修行に励めば、知者と同じように悟りを得るということ。槃特も文殊も釈迦(しゃか)の弟子で、前者は愚者の代表、後者は知者の代表とされる。
ひ‐けい【庇恵】
おかげ。恩恵。庇護。「貴殿の御—にて勅勘を赦(ゆる)さるるも」〈浄・反魂香〉
まわり‐ぢえ【回り知恵】
浅はかな知恵。浅知恵。「これも女の—、許して下され徳兵衛殿」〈浄・油地獄〉
もり‐はなえ【森英恵】
[1926〜2022]服飾デザイナー。島根の生まれ。映画の衣装を数多く手がけた後、海外に進出。蝶(ちょう)の図案を用いた作品などが評判となり、国際的に活躍した。バルセロナオリンピックでは、日本選...
もんじゅ‐の‐ちえ【文殊の知恵】
文殊菩薩のような、すぐれてよい知恵。「三人寄れば—」
やく‐ぢえ【役知恵】
長く役目についていた経験から得た分別・才覚・知恵。