いと‐みゃく【糸脈】
患者の脈どころに糸を掛け、その端を持って糸に伝わる脈を計ること。昔、貴人などの肌に直接触れることを避けるために行われた。
いみ‐しょう【異味症】
土・壁土などを好んで食べる異常食欲症状。回虫症や鉤虫(こうちゅう)症でみられ、妊婦やヒステリー患者でも軽度の似た症状がみられる。異食症。異嗜(いし)症。
イメジェリー【imagery】
1 像。心像。イメージ。 2 患者をくつろがせ、さまざまなイメージを思い描かせることによって、症状をやわらげようという医療。米国で広く行われている手法。
いりょう‐かご【医療過誤】
医師や看護師などの医療関係者が、治療を行うにあたって当然必要とされる注意を怠ったため、患者に損害を与えること。薬剤の誤投与や衛生管理の不徹底による感染など。民法・刑法・行政法上の責任を問われるこ...
いりょう‐じこ【医療事故】
医療に関わる場所で起こる事故。病院の廊下での転倒、医師・看護師の負傷や感染など。医療関係者の過失によって患者に損害が及ぶ事故は、特に医療過誤として区別することもある。
いりょう‐つうやく【医療通訳】
医療現場で、その国の言葉を理解できない患者の通訳を行うこと。また、それを行う人。
いりょうていきょうたいせいしせつせいび‐こうふきん【医療提供体制施設整備交付金】
国公立以外の病院が患者の療養環境を改善する目的で施設整備を行う場合に、最大で経費の3分の1を国が補助する制度。
いりょう‐ひばく【医療被曝】
人工放射線による被曝のうち、医療機関で放射線を利用した検査・診断・治療によって被験者や患者が受ける被曝。→公衆被曝 →職業被曝
いりょう‐ほうかい【医療崩壊】
医療従事者の不足、災害や感染症による急激な患者の増加、社会保障制度の変更などにより、安定した医療サービスの供給ができなくなること。
いりょう‐メディエーター【医療メディエーター】
医療の現場において、苦情や医療事故が発生した場合に、患者と医療者の双方から話を聞いて問題解決に導く仲介役。ふつう、医療者・非医療者を問わず、研修・認定を受けた医療機関職員が担当する。