がい‐あく【害悪】
他に災いを与えるような、よくない事。害毒。「社会に—を流す」
きゅう‐あく【旧悪】
1 過去に犯した悪事。「—が露見する」 2 江戸時代、特定の重罪を除き、12か月以上を経て発覚した犯罪は、再犯や他の犯罪がなければ罰せられなかったこと。また、その犯罪。
きょ‐あく【巨悪】
大きな悪。また、大悪人。「社会の—に立ち向かう」
きょう‐あく【凶悪/兇悪】
[名・形動]性質が残忍で、ひどい行為をすること。また、そのさま。「—な犯罪者」 [派生]きょうあくさ[名]
きょう‐あく【梟悪】
性質が非常に悪くて、人の道に背くこと。また、その人。「世已(すで)に澆季(ぎょうき)にして—のもの最も時を得たり」〈田口・日本開化小史〉
きんしん‐ぞうお【近親憎悪】
親族どうし、または階層や性質などの似た者どうしが、ひどく憎み合うこと。
ぎ‐あく【偽悪】
《「偽善」に対してできた語》わざと悪を装うこと。「—趣味」⇔偽善。
ぎゃく‐あく【逆悪】
主君にそむくなど、道理や秩序に反する悪。
くげ‐あく【公家悪】
歌舞伎の役柄の一。公家の悪役。多く顔を藍色に隈取(くまど)り、陰険な無気味さをもつ。「車引」の時平(しへい)など。
くち‐わる【口悪】
[名・形動]悪口や皮肉をずけずけと言うこと。また、そのさまやその人。「—な男」