なみだ‐きん【涙金】
同情して与える金。また、お情けで与えるわずかな金。特に、これまでの関係を絶つときなどに与える少しの金。
にん‐じょう【人情】
1 人間の自然な心の動き。人間のありのままの情感。「やすきにつくは—の常」 2 人としての情け。他人への思いやり。「—の厚い人」「—家」
ば‐こそ
[連語]《接続助詞「ば」+係助詞「こそ」》 1 活用語の仮定形(文語では已然形)に付く。あとの説明を成立させるのに十分な理由を、前に提示する意を表す。「親子なれ—情愛も深いのだ」「これをいみじと...
ひ【悲】
[音]ヒ(呉)(漢) [訓]かなしい かなしむ [学習漢字]3年 1 かなしい。かなしむ。「悲哀・悲運・悲歌・悲観・悲喜・悲劇・悲惨・悲壮・悲嘆・悲痛・悲憤・悲報・悲鳴・悲恋」 2 仏教で、情け...
ひと‐あい【人間】
人づきあい。交際。「—、心様、優に情けありければ」〈平家・八〉
人(ひと)を思(おも)うは身(み)を思(おも)う
他人に情けをかければ、やがて報いられて自分のためになる。情けは人のためならず。
ふがい‐な・い【腑甲斐無い/不甲斐無い】
[形][文]ふがひな・し[ク]情けないほど意気地がない。まったくだらしがない。「零敗とは—・い」 [派生]ふがいなさ[名]
ほとけ‐しょう【仏性】
仏のように情け深い性質。慈悲深い生まれつき。「—の人」
みち‐づれ【道連れ】
1 連れ立って行くこと。同行。また、その人。同行者。「よい—ができる」「旅は—世は情け」 2 一緒に行動させること。同じ道をとらせること。「子を—に心中する」
や‐ふ【野夫】
《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉