じょう‐かい【情懐】
心の中に思うこと。所懐。「捨て去る時には、かえって生じなかった—に利休をひき入れた」〈野上・秀吉と利休〉
じょう‐かん【情感】
1 物事に接したときに心にわき起こる感情。また、人の心に訴えるような、しみじみした感じ。「—あふれる詩」「—をこめて歌う」 2 「感情」に同じ。「人心の正邪清濁、喜怒哀楽の—に至るまでも」〈福沢...
情(じょう)が移(うつ)・る
接しているうちに、相手に情愛を寄せるようになる。また、ある物事に気持ちが溶け込む。
情(じょう)が強(こわ)・い
意地っ張りである。強情である。
じょう‐がん【情願】
1 実情を述べて願い出ること。嘆願。「空しく後日の冀望(きぼう)を大にして今日の—を失するが如し」〈織田訳・花柳春話〉 2 監獄の在監者が、処遇に関して不服のある場合に、事情を述べて救済を願い出...
じょう‐きょう【状況/情況】
移り変わる物事の、その時々のありさま。「—を見きわめる」「周囲の—」
じょうきょう‐しょうこ【状況証拠】
証言や文書・物件によらず、犯罪事実を間接的に推測させる証拠。
じょうきょう‐はんだん【状況判断】
状況を把握すること。また、それに基づいてどう対処したらよいか判断すること。「—を誤る」
じょう‐ぎ【情偽】
1 まことと、いつわり。「またよしやその間に—があるとしても」〈鴎外・最後の一句〉 2 ありのままのようす。「人間日常の—をして読者の心胸に了然としてまた事実に相違せる考思なからしむるにあり」〈...
じょう‐ぎ【情義】
人情と義理。「—を欠く」「—の間往々過ちを生ずるに」〈織田訳・花柳春話〉