いい‐つらのかわ【好い面の皮】
[連語]割に合わないことに出会ったときに、自嘲したり同情したりしていう語。とんだ恥さらし。いい迷惑。「いつも引き立て役にされて—だよ」
いい‐と・く【言ひ解く】
[動カ四]事情を話して理解を求める。言い開きをする。弁解する。「今—・くともまこととせじ」〈人・梅美婦禰・三〉
いい‐ひら・く【言(い)開く】
[動カ五(四)]事情を説明して理由をはっきりさせる。弁明する。「『哲学青年』と目される事を—・くとともに」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
いい‐ほぐ・す【言ひ解す】
[動サ四] 1 事情を説明して、人の誤解を解く。弁明する。「丸が非道をつつまんため…よしなき事を—・さば」〈浄・浦島年代記〉 2 反対する。非難する。「この岩永は呑み込まぬ不埒(ふらち)不埒と—...
いい‐わけ【言(い)訳/言(い)分け】
[名](スル) 1 そうせざるをえなかった事情を説明して、了解を求めること。弁解。弁明。「遅刻の—」「いまさら—してもおそい」 2 (言い分け)言葉を別々の意味に分けて使うこと。 3 物事の筋道...
言(い)うに言(い)われ◦ない
1 言葉でうまく言い表せない。「夕焼けの—◦ない美しさ」 2 言いたくても言うことができない。「—◦ない事情がある」
イエズスかい‐にほんねんぽう【イエズス会日本年報】
布教のため来日したイエズス会士によって毎年作成された報告書。天正7年(1579)にバリニャーニが年報の形式とし、日本の政治情勢、教会の状況、各地のようすなどが報告された。
い‐おん【遺恩】
故人の残した恩恵。故人から受けた恵みや情け。
いか‐さま【如何様】
[名・形動]いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。「—をやる」「—ばくち」「随分—な人物だと」〈宙外・独行〉
[副] 1 自分の考えがまちがっていないはずだ...
いか‐ず
《動詞「い(行)く」の未然形+打消しの助動詞「ず」から。近世上方語》 1 人情や情趣を解さないこと。また、その人。無粋。「この里の恋と情けと…をまろめし中にも、あんな—もありける」〈浮・好色盛衰...