やせ‐さらば・う【痩せさらばう】
[動ワ五(ハ四)]「やせさらばえる」に同じ。「ふらふらに—・うて」〈康成・抒情歌〉
やせ‐さらぼ・える【痩せさらぼえる】
[動ア下一][文][ハ下一]「やせさらばえる」に同じ。「—・えた良人(おっと)の肩に」〈里見弴・多情仏心〉
やつ‐め【奴め】
[名]「やつ(奴)」を強めていう語。「にくい—」
[代]三人称の人代名詞。「やつ(奴)」をいっそう卑しめたり、憎悪の感情を交えたりしていう語。「—の言いなりになどなるものか」
や‐ふ【野夫】
《「やぶ」とも》田舎に住む男。田舎者。自分を謙遜していうこともある。田夫(でんぷ)。「—といへども、さすがに情け知らぬにはあらず」〈奥の細道〉
やぼ【野暮】
[名・形動]《語源未詳。「野暮」は当て字》 1 人情の機微に通じないこと。わからず屋で融通のきかないこと。また、その人やさま。無粋(ぶすい)。「—を言わずに金を貸してやれ」「聞くだけ—だ」⇔粋(...
やまぎし‐りょうこ【山岸凉子】
[1947〜 ]漫画家。北海道の生まれ。バレエ・歴史・神話などに題材をとった作品を次々に発表する。日本的な叙情性にあふれた幻想漫画も人気が高い。代表作に「アラベスク」「日出処(ひいずるところ)の...
やまざきよじべえねびきのかどまつ【山崎与次兵衛寿の門松】
浄瑠璃。世話物。3巻。近松門左衛門作。享保3年(1718)大坂竹本座初演。山崎与次兵衛と遊女吾妻の情話に、親子・夫婦の情愛や、義侠心を織り込んだ物語。寿の門松。
やまのおと【山の音】
川端康成の小説。昭和24年(1949)から昭和29年(1954)にかけて発表。年老いた主人公が息子の嫁に抱く情愛や死への恐怖を描く。昭和29年(1954)、第7回野間文芸賞受賞。同年映画化された。
やみ‐サイト【闇サイト】
犯罪などの違法行為を行ったり、誘発したりするウェブサイトの俗称。違法薬物や拳銃の売買、児童ポルノ画像の公開、殺人・恐喝・強盗など犯罪行為の請負、売春・集団自殺志願者の募集のほか、それらの情報交換...
や・む【止む/已む/罷む】
[動マ五(四)] 1 風・雨・雪など、自然現象の動きがなくなる。「夕立が—・む」「風が—・む」 2 続いていたことがとまる。物事にきまりがつく。終わる。「騒動が—・む」「銃声が—・む」「死して...