ちじんのあい【痴人の愛】
谷崎潤一郎の長編小説。大正13年(1924)3月より大阪朝日新聞、同年11月から翌年7月にかけて「女性」誌に連載。美少女ナオミに惹(ひ)かれ、身を持ち崩していく男の姿を描く。
ちゅう‐あい【忠愛】
[名・形動] 1 忠実であって仁愛のあること。また、そのさま。「此の—なる良民の誠意の真中を打たせ給うのである」〈木下尚江・良人の自白〉 2 まごころをこめて愛すること。「—に厚く、仁恵を好む人...
ちょう‐あい【寵愛】
[名](スル)特別に大切にして愛すること。「—を受ける」「王妃を—する」
でき‐あい【溺愛】
[名](スル)むやみにかわいがること。盲愛。「一人娘を—する」
とん‐あい【貪愛】
[名](スル)《「どんあい」とも》 1 むやみにほしがること。「金銭を—する人の目よりこれを観れば」〈中村訳・西国立志編〉 2 仏語。対象に執着すること。貪。貪欲。「—瞋憎(しんぞう)」
どうせい‐あい【同性愛】
同性を性愛の対象とすること。また、そのような関係。
にん‐あい【人愛】
人づきあい。人あしらい。「天道にも背き、—にも外れなんず」〈仮・伊曽保・中〉
ねつ‐あい【熱愛】
[名](スル)熱烈に愛すること。また、その愛情。「一人息子を—する」
はく‐あい【博愛】
すべての人を平等に愛すること。「—の精神」
はじめのあい【初めの愛】
坂上弘の長編小説。昭和55年(1980)刊。翌年、第31回芸術選奨新人賞受賞。