いっ‐ぺん【一片】
1 薄く平たく小さいもの一つ。ひとひら。「—の花びら」 2 全体から切り取られた一部分。ひときれ。「—の肉」 3 ほんの少し。ごくわずか。「—の誠意も感じられない」
い‐づら・い【居辛い】
[形][文]いづら・し[ク]その場にいることが気詰まりで落ち着かない感じである。「若い人には—・い集まりだ」
いて【凍て/冱て】
《動詞「い(凍)つ」の連用形から》寒気でこおりつくこと。こおったように感じられること。《季 冬》「庭草のよごれしままに風の—/白雄」「偶々(たまたま)咲懸ッた恋の蕾も、事情というおもわぬ—にかじ...
いで
[感] 1 対象をある行動に誘ったり、促したりする気持ちを表す。さあ。どうぞ。「—、君も書い給へ」〈源・若紫〉 2 思い立って行動しようとする気持ちを表す。さあ。どれ。いざ。「橘の古婆の放髪(は...
いないいないばあや
神沢利子の文、平山英三の絵による絵本作品。昭和53年(1978)刊行。「いないいないばあ」の遊びを通して子供が感じる存在・非存在の不安を描いた作品。昭和54年(1979)、野間児童文芸賞および日...
いなか‐だ・つ【田舎立つ】
[動タ四]いかにも田舎という感じがする。田舎めいている。「—・ちたる所に住むものども」〈枕・二五〉
いなか・びる【田舎びる】
[動バ上一][文]ゐなか・ぶ[バ上二]いかにも田舎らしいようすである。田舎じみて、やぼな感じがする。「—・びた店構え」
い‐なり【居成り】
1 動きが感じられないこと。そのままの状態にあること。「今日見れば花も杉生(すぎふ)になりにけり風は—に吹くと見れども」〈散木集・六〉 2 奉公人が年季があけても、そのまま奉公を続けること。また...
いまいま‐し・い【忌ま忌ましい】
[形][文]いまいま・し[シク] 1 非常に腹立たしく感じる。しゃくにさわる。「—・い泥棒猫め」「—・いことに今日だけ天気が悪いらしい」 2 けがれを避けて慎むべきである。遠慮すべきである。「ゆ...
いまさら‐かん【今更感】
俗に、遅すぎて間に合わない感じ。いまさら意味がない感じ。