ああ【嗚呼/噫】
[感] 1 物事に深く感じたり驚いたりした気持ちを直接表す語。「—、わが故郷の山々よ」 2 呼びかけに用いる語。「—君、君」 3 同意したり肯定したりする応答の語。「—、わかったよ」
あい‐えん【哀艶】
[形動][文][ナリ]美しさの中に悲しみの感じられるさま。「あわただしき花の名残の—なるかたも」〈藤村・雅言と詩歌〉
あい‐かん【哀感】
もの悲しい感じ。悲しみや哀れを誘う感じ。「—が漂う」「—を込める」
あい‐しょう【哀傷】
[名](スル) 1 心に深く感じて物思いに沈むこと。 2 人の死を悲しみ嘆くこと。
あい‐つう・じる【相通じる】
[動ザ上一]「あいつうずる」(動サ変)の上一段化。「二人には何か—・じるものを感じる」
ああ
1〔感動したり,嘆いたりして〕ah!; oh!(▼擬音語.ahはしばらく前から感じていた気持ちを表し,ohよりも感慨深い)ああ,うれしいOh, I'm so glad!ああ,うらやましい(Oh,...
哀愁
an indefinable sadness;〔文学などの〕 《文》 pathos哀愁を感じるfeel sorrow哀愁をそそる歌a song that makes a person feel ...
愛惜
愛惜の念を覚えるbe loath to 「give a thing up [part from a person]廃校に限りない愛惜を感じたI 「greatly regretted [was g...
味
I1〔味覚〕taste;〔食物の味〕(a) taste;〔風味〕(a) flavor,《英》 (a) flavour味をつける〔調味する〕season ((fish with salt))/〔香...
暖かい
I1〔暑さがちょうどよい〕warm暖かい気候a warm [mild/genial] climate今月は暖かいIt is warm this month./We are having warm...
かんじ【感じ】
[共通する意味] ★人や物事に対して心に感じたこと。[使い方]〔感じ〕▽つんつんして感じの悪い人▽変な感じ▽発泡スチロールで雪の感じを出す〔印象〕▽印象の強い人▽印象に残る場面▽印象が薄れる▽印...
いんしょう【印象】
[共通する意味] ★人や物事に対して心に感じたこと。[使い方]〔感じ〕▽つんつんして感じの悪い人▽変な感じ▽発泡スチロールで雪の感じを出す〔印象〕▽印象の強い人▽印象に残る場面▽印象が薄れる▽印...
イメージ
[共通する意味] ★人や物事に対して心に感じたこと。[使い方]〔感じ〕▽つんつんして感じの悪い人▽変な感じ▽発泡スチロールで雪の感じを出す〔印象〕▽印象の強い人▽印象に残る場面▽印象が薄れる▽印...
かんしょく【感触】
[共通する意味] ★手や肌に触れた感じ。[英] a feel[使い方]〔感触〕▽ざらざらした感触の手〔手触り〕▽手触りが粗い▽柔らかな手触り〔肌触り〕▽肌触りがなめらかだ〔肌合い〕▽なめらかな肌...
はだあい【肌合い】
[共通する意味] ★手や肌に触れた感じ。[英] a feel[使い方]〔感触〕▽ざらざらした感触の手〔手触り〕▽手触りが粗い▽柔らかな手触り〔肌触り〕▽肌触りがなめらかだ〔肌合い〕▽なめらかな肌...
いちごんほうおん【一言芳恩】
ちょっと声をかけてもらったことを忘れずに感謝すること。また、一声を賜った恩に感じてその人を主人と仰ぐこと。▽「芳恩」は人から受けた親切や恩義の敬称。ご恩・おかげの意。「言」は「げん」とも読む。
いっしょうさんたん【一唱三歎】
すばらしい詩文を賞賛する語。詩歌を一度詠み上げる間に、何度も感嘆する意から。▽「三」は何度もの意。「歎」は感じ入ってため息をつく、感心して褒めあげること。もとは先祖のみたまやである宗廟そうびょうの祭祀さいしで音楽を奏するとき、一人が唱うたえば、三人がこれに和して唱ったことをいった。「唱」は「倡」、「歎」は「嘆」とも書く。
いんぎんぶれい【慇懃無礼】
言葉や態度などが丁寧すぎて、かえって無礼であるさま。あまりに丁寧すぎると、かえって嫌味で誠意が感じられなくなるさま。また、表面の態度はきわめて礼儀正しく丁寧だが、実は尊大で相手を見下げているさま。▽「慇懃」は非常に丁寧で礼儀正しいさま。
かくせいのかん【隔世之感】
世の中がすっかり変わってしまったと感じる気持ちのこと。
かんかんこうき【観感興起】
目に見て心に感じ、感動して奮い立つこと。
あつもり【敦盛】
⇒平敦盛(たいらのあつもり) 幸若舞曲。平家物語などの、熊谷直実(くまがいなおざね)が平敦盛を討ち、無常を感じて出家した話に取材。 謡曲。二番目物。世阿弥作。平敦盛の菩提を弔うため一ノ谷に...
いのうえ‐あれの【井上荒野】
[1961〜 ]小説家。東京の生まれ。光晴の長女。「わたしのヌレエフ」で第1回フェミナ賞受賞。「切羽(きりは)へ」で直木賞受賞。他に「グラジオラスの耳」「ひどい感じ 父・井上光晴」など。
くによし‐やすお【国吉康雄】
[1889〜1953]洋画家。岡山の生まれ。明治39年(1906)渡米、社会派的画風の中に郷愁を感じさせる作品で国際的に認められ、米国画壇の代表作家の一人となった。
そうま‐だいさく【相馬大作】
[1789〜1822]江戸後期の南部藩士。本名、下斗米秀之進(しもとまいひでのしん)。もと南部家に臣従していた津軽家が、主家以上の権勢を得たことに義憤を感じて津軽侯殺害を計画したが発覚。江戸で捕...
なかざわ‐けい【中沢けい】
[1959〜 ]小説家。神奈川の生まれ。本名、本田恵美子。高校生の恋愛と性体験を描いた自伝的小説「海を感じる時」でデビュー、ベストセラーとなる。他に「野ぶどうを摘む」「水平線上にて」「豆畑の昼」など。
胃と大腸の病気(胃がん/急性胃炎/胃潰瘍/大腸ポリープ/結腸がん/虫垂炎/直腸がん)
胃と大腸の内側は表面を粘膜で覆われていますが、異変には非常にデリケートにできています。 そのため、胃は暴飲暴食などの刺激で胃粘膜が傷つきやすく、病的な変化をおこすと、痛みが生じたり、胸やけや吐き気など不快な症状が現れます。また、大腸は腹痛をはじめ、下痢や便秘、お腹が張った感じ、下血(血便)などの症状が現れます。 しかし、胃、大腸ともにがんやポリープなどができた場合、早期には自覚症状が現れにくく、病気を進行させてしまう恐れがあります。普段、異変を感じないからといって、胃や腸が丈夫だと過信はせずに定期的に検診を受けるよう心がけましょう。 胃壁の最も内側にある粘膜内の細胞が、何らかの原因でがん細胞となり、無秩序に増殖を繰り返すのが胃がんです。 がんは、はじめは30~60μm(1μmは1000分の1mm)の大きさから出発し、5㎜程度の大きさになったころから発見が可能になります。 がんは胃壁の外に向かって、粘膜下層、筋層、漿膜下層(しょうまくかそう)、漿膜へと徐々に深く広がり始めます。がんの深さが粘膜下層までのものを「早期胃がん」、粘膜下層を超えて筋層より深くに及ぶものを「進行胃がん」といいます。 早期胃がんは、診断・治療上の必要から、その病変部の表面の形状によって隆起型、表面隆起型、表面陥凹(かんおう)型、陥凹型に分類されます。 早期胃がんに特有の症状はありません(多くの場合、無症状です)。胸やけやげっぷ、食欲不振など胃炎とよく似た症状がでるケースもありますが、これは粘膜の炎症に関係したものです。 暴飲暴食や香辛料など刺激の強い食品、薬、ストレスなどが原因で胃粘膜に急性の炎症がおきた状態です。主な症状はみぞおちの下辺りの痛み、吐き気や嘔吐ですが、時に吐血・下血(血便)がみられます。 ストレスなどが原因で胃の粘膜がただれ、深い欠損が生じた状態です。重症になると胃壁に穴があく(穿孔(せんこう))こともあります。みぞおちの下辺りの痛み(食後1~2時間に増強)、胸やけ、げっぷなどが典型的な症状で、吐血・下血がみられることもあります。 結腸に発生するがんで、発生部位により右側結腸がん(上行結腸がん)、左側結腸がん(下行結腸がん、S状結腸がん)と呼ばれます。とくにS状結腸にはがんができやすく、直腸がんと合わせて大腸がん全体の約7割を占めます。 多くの場合、初期には無症状です。この部位にある内容物(便)は液状であり、比較的腸管が太いため、がんができても閉塞することはあまりありません。ただし、進行すると右下腹部のしこり、便秘や下痢、黒色便、貧血などの症状がみられます。 初期症状は下血(血便あるいは血液と粘液が混じった粘血便)です。この部位にある内容物(便)は固形で腸管も細いため、がんができると狭くなったり閉塞することがよくあります。そうなると便秘と下痢を繰り返したり、腹痛がしたり、便とガスが出なくなったりします。 盲腸の下にある腸管の一部・虫垂が細菌やウイルスに感染して炎症をおこし、化膿した状態です。主な症状は腹痛(初期にみぞおちやへその辺りから痛みだし、右下腹部へと移動)、吐き気、嘔吐です。炎症が進むにつれ、37~38℃の発熱がみられます。 大腸の粘膜から発生する隆起した突出物(腫瘤)を大腸ポリープといいます。 大腸ポリープは、がん化することはない"非腫瘍性ポリープ"とがん化する"腫瘍性ポリープ"に大別されます。 非腫瘍性ポリープには、若年性ポリープ(幼児、小児の直腸にできる)、炎症性ポリープ(大腸炎が治る過程でできる)、過形成ポリープ(高齢者の直腸にできる)があります。 腫瘍性ポリープは腺腫ともいいます。大腸ポリープの約8割は腺腫です。腺腫のほとんどが1cm以下の大きさですが、2cm以上に成長するとがん化の可能性が高くなります。大腸がんの多くはこの腺腫から発生すると考えられています。 大腸ポリープの形状は、茎のあるものや扁平なものまでさまざまです。加齢とともに増加する病気で、多くは無症状ですが、まれに下血がみられます。 大腸の終末部・直腸にできるがんです。固形状になった便が病変部を刺激するため、早期に下血(血便、粘血便)がみられることがよくあります。がんが大きくなって腸管を詰まらせると便秘と下痢を繰り返したり、排出された便が普段より細くなります。また、がんがあるため、排便しても腸に便が残っている感じがします。
消化管の最末端―肛門
肛門は直腸から続く長さ約3㎝ほどの器官です。食べ物の残滓を排泄し、便やガスの排出をコントロールします。 肛門の内部を見ると、内壁は歯状線を境に粘膜(直腸)と皮膚(肛門)に分かれます。粘膜で覆われた直腸部分は、自律神経に支配されているため、痛みなどの感覚がありません。 一方、肛門部分は皮膚と同じ脊髄神経に支配されているので、痛みを感じます。そのため、歯状線より上の直腸部分にできる内痔核はあまり痛みませんが、歯状線より下の肛門部分にできる外痔核はひどく痛みます。 肛門の外側は「内肛門括約筋」、「外肛門括約筋」という筋肉に取り囲まれています。 外肛門括約筋は、自分の意思でコントロールすることができます。排便が可能であれば、外肛門括約筋の収縮が解かれ、排便がおこります。これを"随意性排便"といいます。排便時は、自力で外肛門括約筋をゆるめるとともに、いきむことで腹圧を高めて便を直腸から押し出します。 外肛門括約筋は、自分の意思でゆるめようとしない限り収縮しているので、すぐに排便できないような状況下では、便意をこらえることができます。 睡眠中などの無意識下でも、内肛門括約筋が自動的に収縮して肛門を閉じており、また大脳から外肛門括約筋に収縮の指令が出ているため、便が勝手に漏出することはありません。
腎臓・泌尿器の病気の仕組み(腎がん・急性腎炎・尿路結石など)
腎臓は尿をつくるだけでなく、体液に含まれるナトリウムやカリウムなどの成分を調節したり、赤血球の産生を促すホルモンや血圧を調節するホルモンをつくるなど、多様なはたらきを担っています。そんな腎臓にダメージを与えるのが「腎炎(糸球体腎炎)」や腎臓のがんです。 また、「尿路結石」や「腎不全」、「前立腺肥大」がおこると、尿が出にくくなったり、出なくなったり、逆に頻尿になったりと、排尿に異変が生じます。 腎臓の中心部にある腎盂は尿を尿管へ送る通路です。この腎盂で発生するのが腎盂がんです。腎盂は移行上皮と呼ばれる粘膜で構成されており、がんはここで発生します。尿管も移行上皮で構成されているため、腎盂がんに尿管がんを合併することも少なくありません。 腎臓の尿細管の上皮細胞から発生するがんで、腎臓にできるがんの約9割を占めるといわれています。腎細胞がんは静脈へ侵入して広がる傾向があり、腎静脈から下大動脈へと腫瘍血栓をつくって、心臓の右心房へ達することもあります。 腎炎の一種である急性糸球体腎炎は、腎臓以外のところで感染がおき、その後、感染した病原体に対する免疫反応が糸球体を障害していくというものです。不要なものをこしとる毛細血管の"基底膜"という部分に、感染した病原体とこれに立ち向かう物質が結合した"免疫複合体"が沈着して炎症がおきます。すると、基底膜が分厚くなったり、毛細血管の内皮細胞が壊死するなどの異変が発生します。 急性腎不全は①血圧低下や全身の血流量低下、②重い急性腎炎や尿細管の閉塞など、③尿路以降の病変(腎臓から下の尿路結石など)が原因で数時間から数日の間に腎機能が著しく低下した状態です。1日の尿量が400ml以下になります。 慢性腎不全は糖尿病や慢性糸球体腎炎などの腎臓病が原因で、糸球体の能力が50%以下になった状態です。クレアチニンクリアランスという検査の数値が30~50ml/分になったころから、夜間の多尿などの症状が現れます。 ①ネフロンの壊死が始まり、その機能が中程度に障害された状態 ②ネフロンの壊死が進んだ状態。腎機能はかなり低下する 尿路結石 尿路結石は、尿の通り道である尿路に結石ができる病気の総称。結石がある場所により、 腎杯結石、腎盂結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石に分類されます。 進行過程 第1期 さほど肥大は進んでいないが、膀胱・尿道が刺激されるため下腹部に不快感がある。また、頻尿(とくに夜間の頻尿)がみられたり、排尿してもまだ尿が残っているような感じがする。 第2期 結節性腫瘤が中等度に肥大。尿が出るまでに時間がかかったり、排尿が終わるまでに時間がかかるようになる。残尿感、頻尿も強くなる。また、膀胱に尿が残るようにもなる。 第3期 前立腺全体が肥大すると尿道は閉じてしまう。膀胱の残尿量は300~400mlとなり、膀胱が拡大。残尿量がさらに増えると自分の意思で尿を出すことができず、絶えず尿が少量ずつもれ出る状態になる。