ひふ‐しじょうきん【皮膚糸状菌】
皮膚・爪・毛髪に感染する真菌の総称。ケラチンを分解する能力を持ち、白癬の原因となる。白癬菌・表皮菌・小胞子菌の3属が知られる。→糸状菌
ひふ‐しんきんしょう【皮膚真菌症】
真菌が皮膚に感染または寄生して起こる病気の総称。人獣共通感染症の一つ。病変が生じる部位によって浅在性皮膚真菌症(白癬・皮膚カンジダ症など)と深在性皮膚真菌症(クリプトコッカス症・アスペルギルス症...
ヒブ【Hib】
《Haemophilus influenzae type b》細菌の一種、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型のこと。せきやくしゃみなどを介して飛沫感染し、髄膜炎・肺炎・喉頭蓋炎・関節炎・敗血症など...
ヒブ‐ワクチン【Hib vaccine】
Hib(ヘモフィルスインフルエンザ菌b型)による感染症を予防するためのワクチン。日本では平成25年(2013)から定期接種に導入されている。
ひまつ‐かく【飛沫核】
飛沫の水分が蒸発したあとに残る微粒子。せきやくしゃみなどによって飛び散った飛沫が空気中で乾燥したときなどに生じる。病原体である細菌やウイルスが付着している場合、これを吸い込むことで感染する。→飛...
ひまつかく‐かんせん【飛沫核感染】
せきやくしゃみなどによって飛び散った飛沫が空気中で乾燥し、浮遊する微粒子に付着した病原体を吸い込むことによって感染すること。感染者・保菌者から遠く離れていても感染する。空気感染。→飛沫感染
ひまつ‐かんせん【飛沫感染】
せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、口や鼻などの粘膜に直接触れて感染すること。通常は1〜2メートル以内の至近距離で感染する。飛沫伝染。→飛沫核感染
ひまつ‐でんせん【飛沫伝染】
⇒飛沫感染
ひゃくにち‐ぜき【百日咳】
百日咳菌によって起こる小児の呼吸器系の感染症。学校感染症の一。感染症予防法の5類感染症の一。発症の1〜2週間は感冒に似た咳をし、夜間に多くなる。続く2〜6週間は痙攣(けいれん)性の激しい咳の発作...
ひょうざいせい‐しんきんしょう【表在性真菌症】
真菌症のうち、感染が皮膚の表面にとどまり真皮に及ばないもの。足白癬・頑癬など。浅在性真菌症。