かえり‐じ【返り字】
漢文を訓読する際、文字の順序とは逆に、下の字を読んだあとで、読む字。その漢字の左下に返り点をつけて示す。返し字。 [補説]「易レ学(学び易(やす)し)」の「易」や、「宜レ慎(宜(よろ)しく慎むべ...
かる‐くち【軽口】
[名・形動] 1 調子が軽くておもしろい言葉・話。たわいないが、気がきいていて滑稽みのある言葉・話。「—をたたく」 2 軽妙なしゃれ。江戸時代に流行した地口(じぐち)・秀句(しゅうく)の類。 3...
き【忌】
1 死者の喪に服して慎む一定の日数。忌中。喪中。いみ。「—にこもる」 2 死者の命日。「一周—」「芭蕉—」→忌日[補説]
既往(きおう)は咎(とが)めず
《「論語」八佾(はちいつ)から》過去のことをとがめるより、将来を慎むことが大切である。
きょう‐へい【矯弊】
悪い風習を改め正すこと。矯風。「—に最第一の要は、身躬(みず)から先ず慎むにあり」〈福沢・福翁百話〉
口(くち)は禍(わざわい)の門(かど)
不用意な言葉から災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきものであるという戒め。口はわざわいの門(もん)。口はわざわいの元(もと)。
口(くち)を守(まも)る瓶(かめ)の如(ごと)くす
《「癸辛雑識」から》不用意な発言は慎むべきであるということを、一度くつがえれば元に戻らない瓶の水にたとえた言葉。
君子(くんし)は独(ひと)りを慎(つつし)む
《「礼記」大学から》君子は他人が見ていない所でもその行いを慎む。
けい‐きょ【軽挙】
軽はずみな行い。「—を慎む」
けん【拳】
[常用漢字] [音]ケン(漢) ゲン(呉) [訓]こぶし 〈ケン〉 1 握りこぶし。「拳銃/空拳・鉄拳」 2 素手で行う武術や体操。「拳闘・拳法/太極拳」 3 丸くかがんで慎むさま。「拳拳服膺...