こう‐らく【恋ふらく】
《「こ(恋)ふ」のク語法》恋をすること。恋い慕うこと。「かくしあらば何か植ゑけむ山吹の止む時もなく—思へば」〈万・一九〇七〉
こがれ‐じに【焦がれ死に】
[名](スル) 1 恋い慕うあまり病気になって死ぬこと。「—しそうなほど思い詰める」 2 焼け死ぬこと。「皆火にいる夏の虫の如くにて、—にこそ死ににけれ」〈太平記・二五〉
こが・れる【焦がれる】
[動ラ下一][文]こが・る[ラ下二] 1 いちずに、激しく恋い慕う。切ないまでに思いを寄せる。「長年—・れた相手と結婚する」「故郷に—・れる」 2 そうなりたいと強く望む。「女優に—・れる」 3...
こころ‐から【心から】
[副]本当の気持ちで言動がなされるさま。心の底から。心底(しんそこ)から。心より。「—恋い慕う」「—喜ぶ」 [連語]他からの強制ではなく、自分の意志で。自分から求めて。「現世、後生、—徒(い...
した‐ごい【下恋】
《「した」は心の意》心の中で恋い慕うこと。ひそかに恋しく思うこと。「—に思ひうらぶれ門に立ち」〈万・三九七八〉
しゅく【淑】
[常用漢字] [音]シュク(呉)(漢) [訓]しとやか 1 しとやか。よい。「淑女/貞淑」 2 よいと思い、慕う。「私淑」 [名のり]きよ・きよし・すえ・すみ・とし・ひで・ふかし・よ・よし
じょう【情】
1 物に感じて動く心の働き。感情。「憂国の—」「好悪の—」「知—意」 2 他人に対する思いやりの気持ち。なさけ。人情。「—の深い人」「—にもろい」 3 まごころ。誠意。 4 意地。 5 特定の相...
じょう【情】
[音]ジョウ(ジャウ)(呉) セイ(漢) [訓]なさけ [学習漢字]5年 〈ジョウ〉 1 物事に感じて起こる心の動き。気持ち。「情熱・情念/感情・苦情・激情・私情・純情・叙情・心情・表情」 2...
じん‐とく【人徳】
その人の身についている徳。にんとく。「—のある人」「—を慕う」
すた‐すた
[副] 1 わき目もふらず足早に歩くさま。「振り向きもせず—(と)行ってしまった」 2 せわしく息をするさま。はあはあ。「跡を慕うて勘六が息も—」〈浄・歌祭文〉